大台町流域への植樹活動を10月21日行いました。
今年は相次ぐ台風のに脅かせながら前日まで天候が心配されましたが、
当日は何とか雨を免れ、若干足元が悪い中でしたが、昨年に引き続き女性3名(会員他)含めて23名の参加を頂いて実施しました。
1)森林組合の森づくりの基本的な考え方
●自然に近い植え方
①立地に適した樹種を選定し組み合わせる。
(樹木は隣り合う木と関係性を保ちながら大きくなる)
②不規則な植え方をする。
(樹木の性質と場所の条件を考えて不規則に植える)
③巣植えにより初期生長を促進させる。
(3本1組で植えて早く上に伸びようとする性質を発揮させる)
④地域性苗木を使用する(遺伝子撹乱の防止)。
(植樹する地域で採取された種から作られた苗木を使う)
●新しいシカよけ柵(パッチディフェンス)
シカに「檻(おり)」と思わせるよう小さな囲いのフェンスを張る。
2)苗木植え、防シカネット張の実技指導と実施
特に参加者23名うち初参加者は5名と少なかったのですが、今年度より植樹後50年後の姿が一層明確
(3本ずつ巣植えした8ヶ所ケヤキがその他の収檴周期の早い樹木を超えてケヤキ3本、最終的には1本の大木になる)
な話に熱心に聞き入り、新鮮に受け止めていただき、効率の良い活動を実施していただきました。
本活動は7年目(植樹6回目)として定着し、延べ174名、740本(30種)を植樹しております。
50年後には大きな自然林として育ち森を完成させます。15~30年たてば、その成長線上に50年後の姿が確認できCO2の削減はもとより、治水、災害防止、更には現金収入の多元化で地域林業の活性化へ寄与することを信じて、今後とも継続して取り組んでまいりますので、
積極的な参加をお願いいたします。
|