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近鉄・新石切駅 ⇒ 石切剱箭神社 ⇒ 大仏寺 ⇒ 石切神社上の社 ⇒ 重願寺⇒ 枚岡公園 ⇒ 枚岡梅林 ⇒ 近鉄・枚岡駅 <距離> 約6km <参加者数> 132名 朝から気温も上がり、予報では日中は17℃まで上がるとのことである。近鉄新石切駅の前の広場に、春を迎えた虫たちと同じく地中から這い出すように、くらわん会の面々が集まる。久しぶりに大台の132名である。 正面にそびえる生駒山には朝もやがかかり、春を感じさせる。会は、佐々山会長の元気な第一声で始まり、新人紹介のあと、例によって多数回賞の表彰へと進む、今回は初めての100回賞が2名あり、初お目見えの金バッジが朝日に映えて燦然と輝く。初めて見る会員の皆さんがうらやましそうに受賞の2人を囲む。 高濱リーダーから今日のコースの説明、続いて次月の案内が浅見世話人からある。最後に佐々山会長から特に「他人の迷惑にならないように2列になって歩くよう」にとお願いがあり、リーダーの旗のもと全員が出発。 線路沿いの歩道を東へと進み、左手に石切神社の大鳥居が見えたところを左折して大鳥居をくぐり、屋根の上に天に向かって輝く剣が立つ仁王門を通り、石切神社の本殿へ向かう。 石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は、関西屈指の民間信仰の社といわれ、「でんぼ(出来物)の神様」として有名でオデキやニキビ、果てはガンの腫瘍に悩む人々のお百度参りが盛んである。当日も平日にかかわらず、本殿の前の「お百度」石を回って数十名の人々がお参りしていた。 ここでしばらく参拝のあと、石切神社参道商店街に入ってゆく。この商店街は、入り口の有名な漢方薬のお店を皮切りに飲食店から、漬物、衣料品、雑貨とあらゆる種類のお店がひしめきあっている。商店街は上にある石切駅までの約1kmほど登りである。上に行くと占いの店が目につく、カメラを向けると男の人が出てきて撮らないようにと注意されるところもあった。 商店街を横切る道路を越えると右手に日本で三番目に大きい大仏「石切大仏尊像」がある。誰かが「三番目とは、奈良、鎌倉についでということか」というつぶやきが聞こえた。少し行くと左手に7月に行われる献牛祭に使われる山車のひとつ、紫や緑の牛の山車が格納されている。結構、気持ちが悪い。 それをみて坂を上がると商店街が終わり、石切駅の線路にでる。それをくぐり、急坂を登ると石切神社の奥の院「上の社」である。ここからは大阪平野が一望できる。上の社をお参りしたあと急坂を下ると、近鉄の線路にあたる、線路に沿って額田駅へ歩く。額田駅から200mほど急坂を上り、重願寺の前を通り、左へまがると枚岡公園へとでる。 公園は重機が入って工事中のため、昼食の予定を梅林に変更し、素通りして枚岡神社へと向かう。枚岡神社の本殿からは右へ行くと、すぐ枚岡梅林である。枚岡梅林では約400本の梅が5分咲きであるがきれいに咲いており、天気もよいので大勢の梅見客が観梅を楽しんでいた。皆は思い思いの梅の木の下で弁当をひろげる。 約1時間の昼食休憩のあと、ここで一次解散をして梅を見る人、帰る人に別れ、帰る人は坂を下ったところにある近鉄枚岡駅へと行く。今回は、石切神社からはずっと登りで少々きつかったが、天候に恵まれ最後はきれいな梅の花に迎えられた楽しい一日だった。次回の醍醐の桜を楽しみに帰途に着く。 高橋 保記
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