伊勢の画像(伊勢時蔵)

伊勢寺山門

能因法師の画像(伊勢寺蔵)

 (7ページ)  
旧芥川宿の東、JR高槻駅の北すぐの山裾に、
京 都の北野天満宮
より古いので特に「上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)と呼ば
れる天神さんがあります。

 この天神の 山を越えた所に、36歌仙の一人で平安時代中期の
女流歌人、伊勢姫晩年の旧居に建立された「伊勢寺」があります。


 伊勢寺を東に下って行きますと、ほどなく能因法師の墓と伝えられ
ています「能因塚」に着きま
す。

 能因は旅を愛した平安中期の歌人で、伊勢の作風を慕い、この
地に居宅を構えたようであります。「三十六人歌仙伝」に続く歌人
伝、「中古歌仙三十六人伝」に名を連ねています。

 このあたりの丘陵地は、江戸後期から明治時代「古曽部
(こそべ)焼」
の盛んな里でした。

能因塚(古曽部町三丁目)


   前 頁    次 頁