首都圏支部
作成代理 田口
  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう。
多摩川河口観察会の実施報告  

 場 所  多摩川河口観察会

 日 時 平成29年9月18(月祝)

 コース 京急大師線「小島新田」駅~多摩川土手~(東京湾に向かって右岸散策)
       ~多摩川河口到着(昼食)~多摩川土手(上流に向かって再度観察)~
       「小島新田」駅~「京急川崎」駅 (懇親会)

 参 加 者 野口隆也、石毛稔恭、田口春一郎、泉 保、東海林 治、横山英樹
 (敬称略) 香取一昭、香取文子、石原幸子、棟方千恵子
        尾原 武(担当)、 戸谷輝夫(担当)
                                       [計 13名]

 
 鶚(ミサゴ
海岸や河川に生息する大型のタカ
停空飛翔で、泳ぐ魚を狙う (只今食事中)
報告
 9年ぶりに訪れる観察地です。対岸に羽田飛行場からの発着を眺めながら、多摩川が東京湾にそそぐ河口まで、片道約1.5kmの堤防上を往復するのが今回のコースです。干潮の時間帯には干潟や中州が現われて、サギ・カモメ・シギはじめ多くの水鳥が観察出来ます。

 中州ではダイサギ・コサギ・アオサギ・カワウが群れで羽を休めていますし、川岸近くの浅瀬では魚を狙うサギ達の巧みな狩りの様子を見ることが出来ます。干潟では数えきれないほどのカニが出てきたり、杭のうえではミサゴという大型のタカが、仕留めた大きな魚を鉤爪で押さえつけながら食べる様子や、魚の死骸を見つけたトビやカモメが食い漁る様子は、まさに自然の営みそのものを眼前に見せつけられた貴重な1日でした。

観察種(日本鳥類目録順)
 カルガモ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、セイタカシギ、ウミネコ、
 セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、
 ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラバト               (計 19種)

 その他 アカボシゴマダラ蝶 当初アサギマダラと紹介しましたが、後日の調査で異種の外来蝶と判明
                   蝶マニアによる放蝶と考えられ、近年関東を中心に生息域を拡大中

案内人 (尾原 武・戸谷輝夫)、記事 (戸谷)、写真提供 (野口隆也・東海林 治・香取一昭・戸谷輝夫) 


多摩川河口にて
対岸は羽田飛行場

多摩川右岸にて
お待ちかねのシギの発見に大興奮

器用に片脚立ちの「セイタカシギ」
観察会の最後に大サービスの出現

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)