首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
戸隠高原観察会(1泊2日)の実施報告  

 場 所  戸隠高原(バスツアー)

 日 時 平成29年6月4日(日)~5日(月)

 第1日目 
柏駅前~(マイクロバス)~池袋サンシャインビル横・東池袋中央公園~
         東部湯の丸SA(昼食)~長野IC~(マイクロバス)~戸隠森林館駐車場
         戸隠森林植物園散策(みどりが池~いこいの森~探鳥路~水芭蕉園
         ~日本庭園~小川の小道 ~戸隠森林館~白樺荘(夕食・宿泊)

 第2日目 早朝探鳥会(白樺荘⇔森林植物園)~白樺荘(朝食)
         白樺荘~(マイクロバス)~奥社参道入り口~水芭蕉の小道~随神門
         ~ささやきの小道~戸隠牧場入口~白樺食堂(昼食)
~(マイクロバス)~
         信濃町IC~横川SA~東池袋IC~池袋駅前~柏駅前

 参 加 者  中嶋 繁、田口春一郎小松裕一、尾原 武、山崎雄一、東海林 治、
 (敬称略) 岡田俊男、野口洋子、戸谷満智子、太田昭子、石井けい子、堀田敏江、
        高橋佐紀子、長谷川加代子、小池紀子、石原幸子、中田米子、
        香取文子、野口隆也
(担当)、戸谷輝夫(担当)      [計 20名]

 
 黄鶲(キビタキ)
南から渡ってきて日本の広葉樹林で繁殖
変化の多い歌声「ピッピク、オーシー」等
報告
 長野市の北方、霊峰「戸隠山」の麓には、奥社・中社・宝光社・九頭竜社・火之御子社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む戸隠神社があります。その奥社と中社の間には、自然豊かな森林公園が有り、多くの野鳥が生息しています。

 今回の野鳥観察の狙いは、オオリリやキビタキをはじめ夏鳥の囀り、そして子育ての様子をじっくりと観察することでしたが、森林公園内は期待に違わず、キビタキやオオルリ・アオジ・ノジコ・ミソサザイの囀り、アカゲラ・オオアカゲラのドラミング、ニュウナイスズメや、アカゲラ・ゴジュウカラ等が、頻繁に巣穴に出入りしては、ヒナ鳥に餌を与えている様子を見ることが出来ました。もちろん彼らの生活を脅かさない程度の距離を保ってですが、それでもここ戸隠森林植物園内では、木道のすぐ側にも巣穴を作っていましたので、観察し易い環境が整っていて、肉眼でも忙しく往復する親鳥の姿を見ることが出来ました。

 
戸隠の森林植物園は、林の中に縦横に小道があり、また木道が渡されていて、しかもその木道のすぐそばで子育てをしているという環境でしたので、彼らの子育てに影響が出ないかと気遣いながらの観察でしたが、ここでは彼らも人間との距離感を上手に見ながら子育てをしているなと、野鳥のしたたかさを感じた観察会でもありました。

観察種(日本鳥類目録順)
 マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、アマツバメ、トビ、ノスリ、コゲラ、
 オオアカゲラ、アカゲラ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、コガラ、
ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、
 ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、
エナガ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、
 クロツグミ、アカハラ、コルリ、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、
 スズメ、
キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ウソ、イカル、ノジコ、アオジ、ガビチョウ      (計 48種)

案内人 (野口・戸谷)、記事 (戸谷)、写真 (野口隆也・田口春一郎・東海林 治・戸谷輝夫) 



お世話になった「白樺荘」の玄関前にて
天気にも恵まれ、朝食もしっかりと頂いて、出発前の満足げな皆さん

ささやきの小道にて
次々と現れる鳥に興奮気味の面々

赤啄木鳥(アカゲラ)

ヒナのために餌となる昆虫を持ってきました

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)