首都圏支部
作成 戸谷 輝夫

  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
大磯海岸アオバト観察会の実施報告  

 場 所  大磯海岸&城山公園観察会

 日 時 平成29年6月18(日)

 コース 
大磯駅~照が崎海岸(アオバト観察)~統監道バス停~(バス)~
       城山公園前~吉田茂邸(見学)~旧三井別邸地区(茶室城山庵)
       ~(バス)~大磯駅~(JR)~戸塚駅(懇親会/庄や)

 参 加 者 泉 保、東海林 治、石毛稔恭小松裕一、高橋佐紀子、清野公子
 (敬称略) 長谷川加代子、中田米子、小田島明美、小川嘉子、 小池紀子、
       鵜飼順子、倉光幸司、堀田敏江、岡田俊男、太田昭子、石原幸子、
        戸谷輝夫、尾原 武
(担当)、田口春一郎(担当)
                                       [計 20名]


 
 緑鳩(アオバト)
普段は山地に生息していますが
塩分補給のため海岸にやってきます
報告
 5年ぶりに訪れることになります。この時期にはアオバトが海水を飲みに山から下りてきます。波をかぶりながら必死の飛翔は見ものです。さらに今回は大磯城山公園内に、今年4月1日より一般公開となった「旧吉田茂邸」を見学するプランも採り入れることにしました。

・照ケ崎海岸のアオバト
 この時期にはアオバトがミネラル補給のため、海水を飲みに丹沢の山から照ケ崎の岩礁まで下りてきます。ここ大磯の照ケ崎海岸は「アオバトの飛来地」として県の天然記念物に指定されています。
 当日は30~100羽の群れが次々と飛来して、波を避けながら岩の窪みに溜まった海水を飲んでいる姿を満喫することが出来ました。また打ち寄せる波を巧みに避けながらの決死行には、皆歓声を上げながらの観察でした。


・城山公園、旧吉田茂邸
 湘南の奥座敷として、大磯は軽井沢をしのぐ別荘地として人気があり、伊藤博文・大隈重信・山県有朋・寺内正毅・西園寺公望・原敬・加藤高明・吉田茂など、歴代の総理大臣が邸宅を構えていたため、今でもその名残が街中に見られます。
 今回は
大磯城山公園内に、今年4月1日より復元し一般公開となった「旧吉田茂邸」を見学してきました。ここは戦後の混乱期に日本の道筋を、強いリーダーシップで示し続けた吉田茂が、その生涯を終えるまで暮らしていた邸宅でした。

観察種(日本鳥類目録順)
 カルガモ、アオバト、オオミズナギドリ、ウミネコ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、
 イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、
エナガ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ガビチョウ、カワラバト
                                                    (計 19種)


案内人 (尾原 武・田口春一郎)、記事 (戸谷)、写真提供 (東海林 治・太田昭子・田口春一郎・戸谷輝夫) 



大磯の照が崎海岸にて
お目当てのアオバトをじっくり観察しながら、呑むものもしっかり呑んで満足げな皆さん

照が崎海岸に下りて、アオバトの来るのを
ゆったりと待つ観察体制

アオバトの乱舞

これが見たくて、はるばるやって来たのです

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)