首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
2017年4月行事の実施報告  

 場 所  新宿御苑 (花見を兼ねて) 

 日 時 平成29年4月16日(日)

 コース 
千駄ヶ谷門~桜園地~モミジ山~下の池~フランス式庭園~
        プラタナスの並木~玉藻池~大木戸休憩所~イギリス式庭園
        ~満開の桜の下にて(昼食)~中の池~日本庭園~上の池 ~
        母と子の森~新宿門~新宿三丁目(わすれん棒本店/懇親会)

 参 加 者  尾原 武、福津 恒、泉 保、中嶋 繁、細井忠雄、小松裕一、
 (敬称略)  石毛稔恭、鵜飼順子、岡田俊男、高橋佐紀子、石原幸子、
        小田島明美、小池紀子、小川嘉子、戸谷輝夫、
      田口春一郎
(担当)、倉光幸司(担当)
                                  [計 17名]
 
 白腹(シロハラ)
ツグミの仲間で、落ち葉に潜む餌を狙う
報告
 新宿御苑の敷地は、豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際に、中仙道・甲州街道の押さえとして、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部だったとのことです。

 幸い当日は快晴に恵まれ、参加者は期待をもって御苑に向かいました。今年のソメイヨシノは葉桜になりかけていましたが、まだ桜吹雪が舞っている状態で、良い雰囲気でした。併せて主役交替とばかり、いよいよ八重桜が咲き誇り、重厚なカンザンや華麗なイチヨウ、フゲンゾウ、そして黄色の桜ウコンや、緑色の桜ギョイコウなど、さらにハナカイドウやハンカチノキなど珍しい花木も次々と現れ、私たちの目を楽しませてくれました。

 もちろん野鳥観察の方もしっかりと、新緑の中を飛び回る小鳥の動きを追い、シジュウカラの囀りもそこかしこで聞こえ、アカハラやシロハラ、何ともうセンダイムシクイまで渡ってきていました。またカイツブリの達者な潜水ぶりや、水場に集まるハクセキレイ、ウグイスの囀り、アオサギの餌取りなど、花見客が多いなかでも、しっかりと現れてくれました。

観察種(日本鳥類目録順)
 カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、
 シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、
エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、
 スズメ、
ハクセキレイ、カワラヒワ、カワラバト                      (計 23種)

案内人(田口春一郎・倉光幸司)、記事(戸谷輝夫)、写真(田口・戸谷) 



満開の八重桜をバックにして記念撮影(伊藤正さんに画像改善していただき、顔部分が明るくなりました)
天気にも恵まれ、昼食後お腹も落ち着いて満足げな皆さん

千駄ヶ谷門から入場して
外周の小道を行くとセンダイムシクイの声が!

御衣黄(ギョイコウ)
緑色の花弁を持つ珍しい八重桜

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)