首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


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2016年6月行事の実施報告 

 場 所  東京港野鳥公園 (大田区) 

 日 時 平成28年6月19日(日)

 コース 
流通センター駅⇒東京港野鳥公園(潮入り池・淡水池の観察小屋)~
     園内芝生公園(昼食
)~自然生態園(西淡水池・東淡水池)
     ~大森ふるさとの森(水辺観察・大森海苔のふるさと館)
     ~平和島駅前(解散)~
懇親会(有志参加/ダンダン酒場)

 参加者   田口春一郎、中嶋 繁、鵜飼順子、尾原 武、石毛稔恭、小松裕一、
 (敬称略) 高橋佐紀子、棟方千恵子、小池紀子、小川嘉子、石原幸子、
      松本典雄、戸谷輝夫、倉光幸司
(担当)、山崎雄一(担当)
                           
[ 15名]

 

小鯵刺
 (コアジサシ)
ホバリングして池の魚を狙います
報告
 5年振りに訪れる観察地でしたが、今年は生憎メインの観察施設「ネイチャーセンター」が10月末まで工事中とのことで、利用できませんでした。それでも都内の観察地の中でも有数の規模と充実した施設は相変わらずでした。淡水池と汐入池が巧みに配置され、幾つかの観察小屋があって、鳥を驚かすことなく間近でじっくりと水鳥の動きを観察できました。
 特に今回はここの主役コアジサシが多く飛び交っていて、見事なダイビング餌取りを何度も披露してくれましたし、またサギやカワウ達の巧妙な餌とり、カワセミやゴイサギ等、彼らの魅力に満ちた生態を存分に楽しむことが出来ました。
 また今回担当の倉光・山崎両氏のアイデアで、新しいルート開拓として、大森ふるさとの海浜公園経由で、京急平和島へ続くコースを加えてみました。新しい感覚でプランをして貰えるのは有難いことですね。

東京港野鳥公園
 東京湾の埋立地によみがえった自然を生かしてつくられたのが東京港野鳥公園です。大田市場(東京都中央卸売市場)に隣接し、かつては遠浅の海でしたが、1960年代後半から埋め立てが始まり、埋め立て後、地面に雨水がたまって池や原っぱができ、いつしか野鳥が集まるようになりました。こうして大井埋立地はバードウォッチングの名所となり、198910月「東京港野鳥公園」として開園しました。園内には河川の中流から下流までを想定した様々な環境が復元されており、毎年、シギ・チドリ類、カモ類といった水鳥や小鳥類・猛禽類が観察されています。

大森ふるさとの浜辺公園
 
芝生広場や人工の海浜があり、遊具や砂遊びで遊べる公園で、当日は家族連れで賑わっていました。それでも水辺ではコアジサシが舞い、ウミネコやササゴイが羽を休めている等、自然との調和も考えられている施設と云う感想が浮かびました。また公園内には「大森海苔のふるさと館」があり、かって大森の特産物であった海苔産業に関する展示が見られました。

観察種
 カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、
 コチドリ、ウミネコ、コアジサシ、カワセミ、
コゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、
 メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、
スズメ、ハクセキレイ、カワラバト           (計 28種)

案内人(倉光・山崎)、記事(戸谷)、写真(田口・山崎・戸谷) 



東京港野鳥公園内の「芝生広場」にて
ここで昼食を摂り、ひと息入れての撮影で、余裕の笑顔でした

「第1号観察小屋」にて
目の前に潮入り池や干潟が拡がり絶好の観察地

カワセミ登場
「自然生態園」内の「西淡水池」にて

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)