東京野鳥観察会

2015/４月行事の実施報告　

　場　所　　上野恩賜公園＆旧岩崎邸庭園　（台東区）

　日　時　平成２７年４月１９日（日）9:30～15:30

　コース　上野駅～上野動物園表門～
　　　　東園 (日本の鳥舎Ⅰ・Ⅱ～ワシ・タカ類
　　　　　　～バードハウス～ツル類)～五重塔前(昼食)～
　　　　西園 (ハシビロコウ～水鳥～オオワシ)
　　　　　　～動物園弁天門～不忍池弁天堂～不忍池西
　　　　～旧岩崎邸庭園(見学)～上野広小路(懇親会／博多道場)

　参加者　小松裕一、福津恒、尾原武、伊藤正、田口春一郎、
(敬称略) 細井忠雄、鵜飼順子、野口隆也、石毛稔恭、山崎雄一、
　　　　　　倉光幸司、高橋佐紀子、小川嘉子、佐治久子、小山操、
　　　　　　磯たみ子、小池紀子、石原幸子、戸谷輝夫、
　　　　　　榎本正治(担当)、杉山英夫(担当)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[計２１名]
　

雷鳥　（ライチョウ）
真っ白な美しい冬羽は魅力的

報告
　動物園の鳥なんて・・・と馬鹿にしてはいけません。ここでは日本の鳥・世界の鳥をじっくりと観察できます。自然の中では声だけで、なかなか姿を見せない野鳥も、ここでは目の前に現れてくれます。図鑑とは違い、動く本物を見ておくと、将来実際に自然界で出会ったときに、識別がしやすくなるのでお勧めです。今回は観察会というよりは、実物を間近で見る研修会の様相でした。

１．恩賜上野動物園
　開園は明治１５年で、日本で最も古い動物園として発足しています。敷地は東園と西園に分かれており、希少動物をはじめ、500種あまりの動物を飼育しています。この飼育動物の種類は日本で最も多いそうです。鳥類も約２００種と豊富で、今回私達は人気のパンダやライオン・ゴリラ・トラ・ゾウ等には眼もくれず、ひたすら鳥類を追いかけての、一風変わった動物園訪問でした。

２．旧岩崎邸庭園
　岩崎彌太郎の長男で三菱第３代社長の久彌の本邸として、明治２９年に造られた邸宅・庭園で、往時は約１万５千坪の敷地に、２０棟もの建物が並んでいたそうです。現在は１／３の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室・和館大広間の３棟のみですが、今回は団体扱いで入場し、専属の案内人に解り易く説明をして貰いましたので、往時の豪華さを偲ぶことが出来ました。特に客室の壁紙に使われていた金唐革紙の緻密な加工技術の高さには驚きました。

観察種（野生種）
　カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、
　ダイサギ、　コサギ、バン、オオバン、ユリカモメ、ウミネコ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、
　ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ドバト　（以上は野生の鳥）　　　　　　　　　　　　　　　計２３種

飼育種(ゲージ内で確認された飼育中の野鳥)
　ルリカケス、シロハラクイナ、アオジ、オオジュリン、ホオジロ、ミヤマホオジロ、カワラヒワ、
　アトリ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、スズメ、ジョウビタキ、マヒワ、メジロ、
　スバールバルライチョウ、サカツラガン、シジュウカラガン、アカショウビン、コマドリ、ビンズイ、
　ノジコ、オオルリ、ウグイス、トラツグミ、クロツグミ、アカハラ、キジバト、ヒヨドリ、シロハラ、
　シラコバト、ツグミ、オナガ、コジュケイ、カケス、モズ、シロフクロウ、フクロウ、オオタカ、
　チョウゲンボウ、ツミ、アビシニアンワシミミズク、メンフクロウ、マレーワシミミズク、
　ネパールワシミミズク、ダルマワシ、クマタカ、コシジロハゲワシ、オジロワシ、オオワシ、コンドル、
　モモアカノスリ、ノスリ、ヘラサギ、エリマキシギ、ナイルチドリ、ナンベイレンカク、
　マダガスカルトキ、ササゴイ、ミヤコドリ、ケリ、アカアシシギ、リュウキュウアカショウビン
　シロクロゲリ、アカハラ、シリハラムクドリ、ボウシゲラ、アカカザリフウチョウ、
　ソライロフウキンチョウ、ハゲトキ、キンムネオナガテリムク、カンムリシロムク、
　アオノドナキシャクケイ、カンムリシギダチョウ、ニシムラサキエボシドリ、ワライカワセミ、
　シロハラハイイロエボシドリ、オニオオハシ、カンムリエボシドリ、シロガシラハタオリドリ、
　パラワンコクジャク、ミナミジサイチョウ、ホオカザリヅル、カンムリサケビドリ、シュモクドリ、
　ホオアカトキ、オグロヅル、ヘビクイワシ、タンチョウ、アフリカクロトキ、アフリカヘラサギ、
　ハシビロコウ、ベニイロフラミンゴ、ケープペンギン、モモイロペリカン、ニホンコウノトリ
　　　　（ふぅー！頑張って記録しましたよ）　　　　　　　　　　　　　　　計９７種

案内人（榎本正治・杉山英夫）、記事（戸谷）、写真（野口隆也・伊藤正・杉山英夫・戸谷輝夫）　