東京都・首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
11月行事の実施報告   

 場 所  利根運河(流山市・野田市) 

 日 時  平成26年11月16日(日)10:00~16:00

  コース 運河駅~利根運河水辺公園~利根運河交流館~運河の散策路
    ~
理窓会記念自然公園(理科大キャンパスに隣接/散策・昼食)~
    白鳥の池入口バス停
(まめバス)しらさぎ通り入口バス停
    ~こうのとりの里~
江川地区ビオトープ~野田梅郷住宅バス停
    ~(茨急バス)~梅郷駅~(東武)~江戸川台駅前(反省会/庄屋)


 参 加 者  小松裕一、田口春一郎、山崎雄一、佐藤正弘、福津 恒、
 (敬称略) 鵜飼順子、福井泰一郎、石原幸子、小田島明美、戸谷輝夫、
        中嶋 繁(担当)、杉山英夫(担当)
                                 [計 12名]
 

 (コウノトリ)
報告
 当会として初めて訪れる観察地です。利根運河を辿って理科大の理想会記念自然公園を散策し、その後江川地区にあるコウノトリの里に廻って、近々に放鳥が予定されているヒナの成長度合いを観察しました。

利根運河(明治時代の代表的な土木工事)
 利根川と江戸川を結ぶ画期的な水運ルートとして計画され、明治23年に開通したもので、全長8.5Kmと日本では一番長い運河です。常磐線や東武鉄道開設に伴って徐々にその役割を終え、いまでは利根川の洪水対策として、また市民の憩いの場所として公園化され、のどかな姿を残しています。

理窓会記念自然公園
 東京理科大の同窓会(理窓会)が大学創立100周年に当たる1981年に、会員45,000人の総力を結集し、野田の地を選び2万坪にわたる記念自然公園を建設したもので、谷地と小高い丘が組み合わさり、広さは66ヘクタール。5つの池や林をめぐる遊歩道は、ゆっくり歩くと1時間以上かかる。林や池の周辺にはコサギ、カルガモ、カワセミ、メジロ、など100種に近い野鳥が生息、バードウォッチングに最適な場所です。

こうのとりの里
 野田市として平成24124日に多摩動物公園から2羽のコウノトリを譲り受け、野田市江川地区に飼育・観察が可能な施設が建設されています。平成17年生まれのオスと、7年生まれのメスのつがいで、平成25年と26年に誕生した4羽とともに、元気に暮らしています。生物多様性のシンボルとして、いずれここで生まれたヒナ鳥を放鳥し、コウノトリの舞う里を目指しています。

観察種

  ヒドリガモ、アメリカヒドリ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、
  オオバン、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ
  ウグイス、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、
  コブハクチョウ、(特別枠)コウノトリ                   (計 31種)
案内人(中嶋 繁・杉山英夫)、記事(戸谷)、写真(中嶋 繁・山崎雄一・戸谷輝夫) 



理窓会記念自然公園 白鳥の池にて
ハクチョウも記念撮影に参加してくれました!

利根運河沿いの湯歩道
昔の人はこれを人力で堀り下げたとは!

コゲラ
江川地区のビオトープで遭遇

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)