報告
奥日光戦場ヶ原は周りを男体山・太郎山・白根山など、2,000m級の山々に囲まれた、標高1,400m・面積260haの広大な湿地を形成しています。周囲はミズナラ・ズミ・カラマツ等の林に囲まれ、湯川を中心に多くの沢などの水系があり、その上流には湯ノ湖、下流には中禅寺湖があって、水に恵まれた自然が多くの生き物を育んできました。
なかでもここは野鳥の宝庫として、多くの種が観測されています。特に5月から6月にかけては夏鳥が南からやってきて、ペアを作り、子育てをする環境にも適しているのでしょう、縄張りを作り、伴侶を呼ぶ囀りの声で、私達も彼らの存在を見つけやすくなるのです。
今回は時期も良かったのでしょう。木々の葉は若葉が出始めたころで、まだ野鳥の動きが見つけやすく、双眼鏡や望遠鏡の中だけでなく、肉眼でも生き生きと動き回る姿を堪能することが出来ました。なかでもキビタキは何度も目の前に現れ、ニュウナイスズメは私たちの視線も気にせず水浴びに夢中でしたし、ミソサザイは小さな体にも拘らず、精一杯の囀りを聞かせてくれました。
観察種 (今回は見つけやすいように、アイウエオ順に表示しました)
アオサギ、アオジ、アカゲラ、アカハラ、イワツバメ、ウグイス、エゾムシクイ、エナガ、
オオルリ、カケス、カッコウ、カルガモ、カワウ、カワガラス、キジバト、
キセキレイ、
キビタキ、キンクロハジロ、コガラ、コゲラ、コサメビタキ、ゴジュウカラ、コルリ、シジュウカラ、
ジュウイチ、シロハラ、スズメ、セグロセキレイ、センダイムシクイ、ツツドリ、ツバメ、トビ、
トラツグミ、ニュウナイスズメ、ノビタキ、ハクセキレイ、ハシブトカラス、ハシボソカラス、
ヒヨドリ、ビンズイ、ホトトギス、マガモ、ミソサザイ、ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、
帰りのバスより
ユリカモメ、コサギ、ドバト、 (計 50種)
その他 蛇(ジムグリ)、猿(ニホンザル)
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