東京都・首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
5月特別行事の実施報告   

場 所  奥日光1泊2日バスツアー(栃木県日光市) 

日 時  平成26年5月25日(日)~26日(月)

コース
第1日目 柏~(貸切バス)〜池袋~奥日光三本松 [ 昼食 ] (バス)
      ~逆川橋
〜戦場ヶ原横断〜小田代橋〜泉門池〜青木橋 [ 昼食 ]
      ~赤沼茶屋
(バス)〜光徳牧場~(バス)~休暇村日光湯元 (泊)

第2日目 湯ノ湖湖畔(早朝探鳥会、朝食) 休暇村日光湯元~(バス)
      湯滝上部口
湯滝下部〜泉門池 [ 昼食 ] 〜小田代原〜赤沼
      お疲れ様の短縮コース ⇒ 小田代原(低公害バス)〜赤沼
      赤沼茶屋〜(バス)〜三本松 [ 休憩・土産 ] (バス)〜池袋~柏

参 加 者 細井忠雄、中嶋 繁、田口春一郎、山崎雄一、福井泰一郎、
(敬称略) 堀田敏江、小松裕一、尾原 武、野口洋子、戸谷満智子、
     倉光幸司、阿部安夫、小林正義、太田昭子、石井けい子、
     山本貞江、高橋佐紀子、清野公子、
     野口隆也(担当)、戸谷輝夫
(担当)   [計 20名]


黄鶲
 (キビタキ)
報告

 奥日光戦場ヶ原は周りを男体山・太郎山・白根山など、2,000m級の山々に囲まれた、標高1,400m・面積260haの広大な湿地を形成しています。周囲はミズナラ・ズミ・カラマツ等の林に囲まれ、湯川を中心に多くの沢などの水系があり、その上流には湯ノ湖、下流には中禅寺湖があって、水に恵まれた自然が多くの生き物を育んできました。

 なかでもここは野鳥の宝庫として、多くの種が観測されています。特に5月から6月にかけては夏鳥が南からやってきて、ペアを作り、子育てをする環境にも適しているのでしょう、縄張りを作り、伴侶を呼ぶ囀りの声で、私達も彼らの存在を見つけやすくなるのです。

 今回は時期も良かったのでしょう。木々の葉は若葉が出始めたころで、まだ野鳥の動きが見つけやすく、双眼鏡や望遠鏡の中だけでなく、肉眼でも生き生きと動き回る姿を堪能することが出来ました。なかでもキビタキは何度も目の前に現れ、ニュウナイスズメは私たちの視線も気にせず水浴びに夢中でしたし、ミソサザイは小さな体にも拘らず、精一杯の囀りを聞かせてくれました。

観察種
  (今回は見つけやすいように、アイウエオ順に表示しました)
 アオサギ、アオジ、アカゲラ、アカハラ、イワツバメ、ウグイス、エゾムシクイ、エナガ、
 オオルリ、カケス、
カッコウ、カルガモ、カワウ、カワガラス、キジバト、 キセキレイ、
 キビタキ、キンクロハジロ、コガラ、
コゲラ、コサメビタキ、ゴジュウカラ、コルリ、シジュウカラ、
 
ジュウイチ、シロハラ、スズメ、セグロセキレイ、センダイムシクイ、ツツドリ、ツバメ、トビ、
 トラツグミ、ニュウナイスズメ、
ノビタキ、ハクセキレイ、ハシブトカラス、ハシボソカラス、
  ヒヨドリ、ビンズイ、ホトトギス、マガモ、ミソサザイ、ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、
帰りのバスより
 ユリカモメ、コサギ、ドバト、                   (計 50種)

その他 蛇(ジムグリ)、猿(ニホンザル)

案内人(野口隆也、戸谷輝夫)、記事(戸谷)、写真(野口隆也・山崎雄一・戸谷輝夫) 



奥日光戦場ヶ原にて

小田代原を望む
(ノビタキが盛んに動き回っていました)

ノビタキ雄♂
(この時期の戦場ヶ原でよく見かけます)

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)