報告
新宿御苑の敷地は、豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際に、中仙道・甲州街道の押さえとして、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部だったとのことです。
天気が心配されましたが、幸い当日は花曇りの天気に恵まれ、参加者は期待をもって御苑に向かいました。さすがにソメイヨシノは葉桜となっていましたが、主役交替とばかり、いよいよ八重桜が咲き誇り、重厚なカンザンや華麗なイチヨウ、フゲンゾウ、そして緑がかったウコンやギョイコウなど、さらにハナカイドウやハンカチノキなど珍しい花木も次々と現れ、私たちの目を楽しませてくれました。
もちろん野鳥観察の方もしっかりと、新緑の中を飛び回る小鳥の動きを追い、シジュウカラの囀りもそこかしこで聞こえ、カイツブリの達者な潜水ぶりや、水場に集まるハクセキレイやヒヨドリ、上空ではオオタカやトビ等、花見客が多いなかでも、しっかりと現れてくれました。
観察種
カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、トビ、オオタカ、コゲラ、オナガ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、
ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト (計 20種)
|