東京都・首都圏支部
作成 戸谷 輝夫

  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
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9月特別行事の実施報告   

場 所  白樺峠&乗鞍高原1泊2日バスツアー(長野県松本市)

日 時  平成25年9月23日(月祝)~24日(火)

コース 第1日目
     柏駅前
(貸切バス)~新宿駅西口~松本IC~奈川渡ダム
     ~上高地・乗鞍スーパー林道~白樺峠(タカ見広場)

     乗鞍高原温泉(滝見館 泊)
    
第2日目
     早朝散策(善五郎の滝)~滝見館~乗鞍エコーライン~

     乗鞍岳畳平駐車場~お花畑~鶴ヶ池~大黒岳山頂~
     畳平~乗鞍エコーライン~松本IC~新宿駅前~柏
駅前

参 加 者 細井忠雄、中嶋 繁、小松裕一、尾原 武、高橋佐和子、
(敬称略) 清野公子、野口洋子、山本貞江、戸谷満智子、太田昭子、
     相川照夫、田口春一郎、倉光幸司、山崎雄一、阿部安夫、
     
小林正義、野口隆也(担当)、戸谷輝夫(担当)
                         [計 18名]


白樺峠のタカの渡り
(ハチクマのスパイラル上昇)
報告
 一昨年は「伊良湖岬」、昨年は「裏磐梯」と一泊二日の観察会を実施してきましたが、今年は秋のタカの渡りとして近年有名になった長野県の「白樺峠」と、高山に生息する野鳥を期待して「乗鞍高原・畳平」を訪れるプランを立てたところ、18名の参加者となり、マイクロバスを仕立てて行ってきました。

 白樺峠では期待通りタカの仲間が谷間から次々と湧いてくるように飛んできて、新たな上昇気流を見つけては、その気流に乗って、更なる高みに上がり、峠を越えて滑空して南へ渡っていく姿をじっくりと観察することが出来ました。信州ワシタカ類渡り調査研究グループの集計によると、当日はサシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミ等、800羽を越える渡りが観察され、今年の累計では既に10,000羽を超えているそうです。まさにタカの渡り観察のメッカと言えましょう。

 乗鞍岳では2,700mを越える高地のせいか、さすがに肌寒く、少しの勾配でもすぐに息苦しさを感じましたが、其々ゆっくりと自分のペースで登り切り、雄大な景色を我が物にしてきました。勿論この高山に生息するイワヒバリ・カヤクグリ・ホシガラスも観察できましたが、密かに期待していたライチョウは、あまりの上天気のためか、姿を現してはくれませんでした。(ライチョウは天敵のワシ・タカを恐れて、曇り空を好んで出没します)

観察種

 サシバ、ハチクマ、ツミ、ノスリ、トビ、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、
 エナガ、 コゲラ、ウグイス、ムクドリ、ハシブトガラス、スズメ、ツバメ、アマツバメ、
 カヤクグリ、イワヒバリ、ホシガラス、キジバト、ダイサギ、カルガモ、カワウ、カモメSP
                                    (計 25種)
案内人(野口・戸谷)、記事(戸谷)、写真(野口隆也・山崎雄一・戸谷輝夫) 



白樺峠のタカ見の広場にて、十分堪能された皆さん
「写真をクリックすると、乗鞍・大黒岳山頂(標高2,771m)に替わります」

白樺峠のタカ見の広場

乗鞍、畳平のイワヒバリ

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 

スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)