東京都・首都圏支部
作成 戸谷 輝夫

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6月定例行事の実施報告   

場 所  照ケ崎海岸 (神奈川県大磯町)

日 時  平成24年6月17日(日)9:00~14:00

コース  大磯駅~新島襄終焉の地~照ケ崎(アオバト観察)
     鴫立庵~
歴代総理の邸宅跡~東海道松並木~
     旧島崎藤村邸~大磯駅前(懇親会)


参 加 者 細井忠雄、小松裕一、石毛稔恭、高橋佐紀子、倉光幸司、
(敬称略) 松原哲朗、松原真理、戸谷輝夫、野口隆也(担当) [計 9名]

 


緑鳩
(アオバト)
報告
 6年ぶりに訪れる観察地です。当日は昨日からの雨が朝まで続いていたのですが、現地の天気予報では、回復の見通しを伝えていましたので、 思い切って実施することにしました。幸い現地に到着してみると、もうすっかり雨があがり、絶好の観察日和となったのはラッキーでした。

・照ケ崎海岸のアオバト
 この時期にはアオバトがミネラル補給のため、海水を飲みに丹沢の山から照ケ崎の岩礁まで下りてきます。ここ大磯の照ケ崎海岸は「アオバトの飛来地」として県の天然記念物に指定されています。
ちょうど当日は雨上がりだったことも幸いして、10~60羽の群れが次々と飛来して、波を避けながら岩の窪みに溜まった海水を飲んでいる姿を満喫することが出来ました。また打ち寄せる波を巧みに避けながらの決死行には、皆歓声を上げながらの観察でした。

・鴫立庵(しぎたつあん)
 「心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」
 平安の歌人、西行法師が大磯あたりの海岸を吟遊して詠んだとして伝えられています。その雰囲気に即した場所として草庵が作られ、今では京都の落柿者、滋賀の無名庵と並び、日本三大俳句道場として知られる所となっています。

・歴代首相の邸宅、別荘地
 湘南の奥座敷として、大磯は軽井沢をしのぐ別荘地として人気があり、伊藤博文・大隈重信・山県有朋・寺内正毅・西園寺公望・原敬・加藤高明・吉田茂など、歴代の総理大臣が邸宅を構えていたため、今でもその名残が街中に見られます。また島崎藤村や新島襄などの旧跡も残っていました。

観察種
 オオミズナギドリ、カワウ、カルガモ、トビ、オオセグロカモメ、アオバト、コゲラ、
 ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、
スズメ、
 ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、        (計 17種)


案内人(野口)、記事(戸谷)、写真(野口隆也・小松裕一・戸谷輝夫) 



大磯、照ケ崎海岸にて
早朝から遠くまでやって来た甲斐がありました!
(集合写真を直接クリックすると拡大します)

海水を飲んでいると大波が!
(決死の覚悟でミネラル補給)

海岸にどっかと腰を下ろして
(今回は待ちの観察会)
                                   
*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 

スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)