報 告:
◎国立天文台 三鷹
ガリレオ・ガリレイが1608年に望遠鏡の発明特許を取ってから約300年後、
江戸幕府の浅草天文台、1888年麻布天文台(明治21年)日本で本格的な宇宙の謎
に挑み始めた、第一赤道儀(おもりで天体を自動追跡する仕組みを組み込んだ
望遠鏡1921年大正10年)や65cm屈折望遠鏡(木造ドーム内)、レプソルド子午儀
(真北(子の方向)と真南(午の方向)を結んだ線を指す子午線上を通過する
時刻を精密に観測することによって、その観測地の経度を決定、又、時刻を決め
る観測に使われていた)等の現役引退の観測機器がところ狭しと陳列・展示して
あった。
天体観測を趣味にしている人には,触って観たい設備であろう,更に,建物の多
くが登録有形文化財に指定されていたし,世界レベルで活躍している
「電波望遠鏡」「すばる望遠鏡」「重力波望遠鏡」「アルマ望遠鏡」等の
パネル展示が良かった、今後は「TMTプロジェクト次世代超大型望遠鏡」に期待
したい、1時間半では見学しきれなかった。
◎宇宙ミュージアムTeNQ
直径11mの足元の穴を覗き込み「宇宙の中の星の一つとして地球を見る」の
テーマ映像を見ました、飛行物体に乗っているような浮遊感を感じながら1600万
画素の高解像度を体験しました。
宇宙と自分とのつながりを考えさせられました,[私たちは,特別な場所(地球)
に生きているのか?」「私たちは、特別な時代に生きているのか?」「なぜ私
たちは,地球に住んでいるのだろう?」「地球は,どれほど特殊な天体なのか?」
「太陽からの距離だけでは、地球の温暖な気候は説明できない?」また
「我々はどこから来たのか、どこに行くのか?」天体観測により近い将来答えが
出そうです。
展示室内に東大の宮本研究室が有り,「火星は,活動的天体と仮説を立て」
その証拠「ダークパッチ」を探すプログラムに参加しました。
シニア券で入場したのは、我々8名だけで100名弱の見学者は小・中・高校生と
同伴の父兄で、将来の天文学者に大いに期待したいものです。
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