第146回 神栖市めぐり



 実施日    :  平成28年5月6日(金曜日)10:00~18:00

 参加者  :
 小石川 功(筑西),戸谷輝夫(取手),吉野 博(水戸),中嶋 繁(野田),小森孝敏(竜ヶ崎),
(敬称略)  大島 耕而(千葉市),上田 進(柏),山下晃生(牛久),田口春一郎(取手),中山照明(幹事/神栖)
          中山夫人(神栖/懇親会)

                                                                                             11名

                                               
行  程   :
  JR鹿島線,鹿島臨海鉄道・鹿島神宮駅~(レンタカー)~土合舎利保育園~じごいもの豚(昼食)
           ~ウチワサボテン群生地~1000人画廊~ウィンドパワー~港公園~神栖市歴史民俗資料館
           ~息栖神社~懇親会「やぐら」~解散(18時00分)

内  容   :
   人口94,759人(2016年3月・茨城県9位)面積147km2,鹿島灘と利根川に囲まれたほぼ平坦な地
         歳出より歳入が上回っている市でした(財政力指数1.54茨城県2位)。

                      鹿島臨海工業地帯の大半の面積は神栖市で有ったし,鹿島港も神栖市に有った,リサイクル率
         ランキング日本で44位(1755中)茨城県内で1位等,未来のエネルギー(風力発電・バイオマス
         など)の電源立地地域として発展が予測されると思う。
           昼食は,知人の養豚農家が直営する豚肉料理店「じごいもの豚」でひれかつ定食、柔らかく
         ボリューム満点,お土産は,波崎のやはり知人の「高木商店」の「ねぎサバの缶詰セット(みそ,しお
         しょうゆ)」,懇親会には,奥様も同席頂き,なごやかに対話をさせて頂き有難う御座いました,
         レンタカーの運転とおもてなしの心,ご配慮の数々に厚くお礼申し上げます。

     土合舎利保育園の駐車場で集合写真
          見学者が多いはず、方針がしっかりしている立派な園でした

ウィンド・パワー社の洋上風力発電
社長の奥様の説明もパワーにあふれていました

息栖神社に到着
鹿島神宮・香取神宮と並び東国3社詣りで有名な場所
* このページは低速通信利用者に配慮して、画像解像度を押さえて作成しています。
  右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、少し解像度を
  上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
スナップ写真コーナー
クリック (アルバムに写真多数)
報 告:

土合舎利保育園
   今回の幹事中山様が経営する平屋建ての木造保育所で,風をテーマ風車の羽根のように各部屋を配置
  しており,中庭や廊下はロの字型,子どもの活動スペースやランチルームは木造の梁で,木の温もりを
  感じました。
    0歳児から5歳児まで140名を徳育!基本理念,モットー,保育目標,取組み等苦労話も含め,将来展望、
  その情熱&経営方針を拝聴し,設備から運営に至るまで松下の経営方針がいたる所で実践されていまし
 た,さすが松下のOB。


ウチワサボテンの群生地
     茨城県指定天然記念物,熱帯アメリカ原産,何時どのようにこの地に運ばれたか不明だが100年以上
   経っているそうです。
     (「どげんかせんといかん」県だったら、サボテンステーキ屋さんが近くにできていたでしょうに、
   神栖市の人は裕福!)


護岸壁の1000人画廊
     日川浜から鹿島港方面へ続く全長約6kmの南海浜護岸壁に市民参加型のまちづくりの一環として
   1990年公募で参加者を募りみんなで大きな壁画を製作,多くのユニークな絵が描かれていました。

      
◎洋上風力発電(ウィンド・パワー)
     日本初となる海の上に設置された洋上風力発電所です(現在:北海道・山形にあり)。
     この設備を神栖市に建設するまでの日立製作所との関係・国の許可・ファイナンス・建築技術等、
   社長の奥さんの説明に納得しました.(タワー高:約60m,ブレードの長さ:40m,ナセルの重量:78t)
     風力発電は,風を受ける位置が高いほど強い風を受けるので発電効率がよくなるが,風は吹いたり
   吹かなかったり,また,強さも千差万別なため,発電できる量には制限がありますが,ウィンド・パワーの
   設備効率は25%だそうですが,30%以上は欲しい所です,今後,現場所の沖合に大規模洋上風力発電所を
   計画中(2020年稼働)とか!完成したら再度見学に来たいと思えました。
     島国の利点を活かす事が出来る洋上風力発電所,さらに波力発電や波高発電なども進んで行くと考え
   られます。


◎港公園
     
神栖市臨海工業地帯を一望できる位置にあり,今日は休館日なのに,幹事の中山さんのご配慮で
   市の職員が2名来て,開けて下さいました,感謝。
     公園も整備され,親子連れが散策していましたが,我々の市町村と何かが違う気がしました。
  (行政の考え方~かな!!)。


◎神栖市歴史民俗資料館
     神栖市が鹿島灘・利根川・神之池の水に囲まれ,太古から水とかかわり,水と戦い,水と共に歩んで
   きた常設展示のテーマが感じられました。特に昨年の市制施行10周年記念特別企画展用「鹿島開発史」
   のパンフレットを拝見しただけでも,先人の発想力・実行力・苦労が今日の財政豊かな神栖市になって
   いると感じました。
     神栖市を,10~20年後如何したいか?農産物?観光?65歳以上の人口比率16%?のりしろが沢山ある
  市と感じました。


◎忍潮井(おしおい)
       利根川の支流の辺に立てられた大きな鳥居で,その支柱の両側に,小さな鳥居があり鳥居の下には
   泉があり「忍潮井(忍塩井)」と呼ばれ,伊勢の明星井,伏見の直井とともに日本三霊水に数えられている
   そうです。
     それぞれに女瓶、男瓶と呼ばれる瓶が据えられていて,その中から湧き出していました、
   汽水の中に湧き出す非常に珍しい現象だそうです。


息栖神社(いきすじんじゃ)
     鹿島神宮,香取神宮,息栖神社は東国三社と言われていて,江戸時代に「東国三社巡り」の人々を乗せて
   利根川を上下したのが「木下茶船」(きおろしちゃぶね)と呼ばれた乗合船で,この息栖河岸(かし)に
   着き大変なにぎわいをみせたそうです。
     東国三社は,今,自らの道を見据え,要となる決意を支えるための場所として,再び注目を集めている
   そうです。
     息栖神社は,武神の乗り物であった「天鳥舟アメノトリフネ」というひかえめな存在の神が祭られて
   いるそうです,息栖神社は井戸がご神体とされているとの事。
     一見地味なこの神社も土地の持つ力が溢れ,大きな木々に囲まれた境内はとても広く,この神社を
   取り巻く静かで神秘的な雰囲気が,我々をやさしく包み込むような包容力の深さを感じさせられました
 (雨が降り始めたせいかも?センチメンタルになりました)

行事企画(中山照明)、記事(田口)、写真提供(山下・戸谷・小石川・田口)