平成28年4月度 小塩山 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 JR向日町駅 8:35発のバスで西国三十三所観音霊場 第二十番札所の善峯寺へ(9:10頃着)。小塩山に向う前に先ず善峯寺を拝観し、見頃の枝垂桜や主幹37mが地を這うように伸びる巨大な松「遊龍の松」を観賞しました。右下の写真は経堂と多宝塔、そして桂昌院お手植えの枝垂桜(もみじとの合体木、二本の木が絡み合った結び木)と「遊龍の松」(日本一の五葉松)。
 10:10頃に善峯寺を出発して小塩山に向った。暫く里道登りが続き10:30に杉谷まで登り切り小休止。道端露店の美味しそうな「朝摘み椎茸」を、お土産に買ってリックに収めました。
 善峯寺から大原野森林公園「森の案内所」まで舗装された里道の東海自然歩道を歩き、森林公園入口から沢沿いのカタクリ谷道を登ります。登山道は一昨年来の豪雨で荒れ、更に数箇所の渡渉箇所は前日の降雨で水嵩が増え踏石が水没してる箇所が有り、大石を投げ込み足場を作ったり、長い木枝を差し渡して簡易手摺りにしたりして渡りました(左上)。
 この谷はその名が示す様に、数年前まではカタクリが沢山自生してる箇所がありましたが、大雨による被害や猪や鹿の食害で株数が激減し数輪しか咲いていなくて残念でした。谷で出会えた他の花は、咲き始めのニリンソウ、エンレイソウ、チャルメルソウ、ネコノメソウ、シハイスミレ、シロバナキランソウなどの山野草とコブシ、コバノミツバツツジ、クロモジの木花等でした。
 カタクリ谷道から天皇陵道に合流、山頂の淳和天皇陵近くの「カタクリ」の案内板に従いカタクリ群生地の一つ「御陵の谷」へ、12:35頃、花の谷近くの平坦な所で昼食を取りました。此処で南春日から直接登られて来た新谷さんと無事出会いました(右下)。
 小塩山の山頂にはカタクリが沢山自生する谷(斜面)が、「御陵の谷」・「Nの谷」(上の写真)・「炭の谷」(中の写真)の三箇所有り、ボランティアの「守る会」の会員さんにより保護活動がされています。「御陵の谷」は未だ蕾が多く見頃は未だ先でしたが、「Nの谷」「炭の谷」は綺麗に開花した見頃の花を、ボランティアの方の説明も頂きながら観賞しました。「Nの谷」には珍しい白花カタクリも二輪開花、ミヤマカタバミやシハイスミレも沢山咲いていました。また花の生態等のパネル展示(右上)もされ、興味深く勉強に成りました。カタクリの花弁の中央部には桜花の様な模様があり個体差が有ると聞き、覗き見撮影(左中)に夢中に、下段の掲載写真をご覧下さい。
 カタクリの花に舞う姿が似合う、希少種「ギフチョウ」は少し離れて飛んだだけでしたが、一瞬でも出会えたことに感謝です。
 カタクリの観賞を満喫した後、登山道と管理自動車道を利用して、南春日の花の寺と呼ばれる勝持寺(右下)に下りました。
 花の寺から大原野神社へ。小塩山ではカタクリ観賞に皆夢中になり登頂記念写真撮影を忘れましたので、神社に参拝の後、境内に咲く珍しい桜「千眼桜」前で集合写真を撮影(表紙写真)、境内「鯉沢の池」に架かる橋上でも揃ってパチリ!
 南春日16:05発バスで阪急東向日駅へ。四条河原町から木屋町通り高瀬川沿いの桜を眺め三条方面に、土佐藩邸跡近くの「餃子の王将」で慰労反省会を行いました。喉を潤した後、観光客で賑わう先斗町(右)を抜け、京阪三条から帰路につきました。
 今月も安全に例会を楽しめましたこと、ご参加の皆さんのご協力に感謝します。有難う御座いました。

小塩山Map
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