平成27年2月度 篇妙の滝・笠形山 写真集
 写真提供: 大木俊和 作本秀樹
 
 JR河内磐船駅前を早朝6:45に貸切バスで出発、途中の加西SAでの休憩を挟み約2時間で登山口のグリーンエコー笠形キャンプ場に到着。服装を整えストレッチ体操で体を解し9:09に登山開始。青空広がる好天の下、滝の凍結を期待して出発しました。
 篇妙の滝までの登山道は谷筋に設けられた遊歩道です。途中で「子育て観音」に参り、岩肌を滑り落ちる「オウネンの滝」を眺めて登ります。遊歩道とは言え急な階段道や岩盤の道、川の渡渉にはガンバリと注意が必要です。積雪時には冬装備も必要です。
 遊歩道脇の氷柱や足元の凍えた岩肌に、篇妙の滝凍結度合いは3割か4割か?と、期待に胸躍らせながら登りました。
 9:30、篇妙の滝に到着。残念ながら凍結の状態は滝の両側が凍る1割程度。それでも凍結滝の一端を見られた事にほんの少し満足。全面(完全)凍結の氷漠鑑賞(自然の織り成す芸術品なので観賞では無く鑑賞を採用)は次回の楽しみに残しました。
 滝を9:46に出発、滝見台への急坂(一部鉄梯子)を登る。  10:00、滝見台着。落差65mの滝全景が楽しめます。
 5分間くらい滝見台からの眺望を楽しみ笠形山に向けて出発。二合目・三合目と登るにつけ雪化粧も徐々に濃くなり雪もちらつき始めました。10:34、五合目東屋に到着、此処で雨合羽を着衣し本格的な降雪に備えました。
 10:40、沢を渡り五合目を出発(左上)。杉木立の急な階段や九十九折れの急坂を雪で滑って転ばぬ様に注意して登り、平坦な場所を選んでアイゼンを装着しました(右下)。アイゼン装着未経験の仲間にはベテランが優しくお手伝い。
 アイゼンを装着しスリップの心配も無く落葉樹林に変わった雪道を快調に登り、11:40に尾根道分岐(神崎町分岐)に到着(右)。少し休憩の後、先ず左に道を取り笠形山頂上を目指しました。右に登れば笠の丸展望台で食後に登りました。
 山頂への尾根道は真新しい雪の道、木々も雪を冠り雪山の素晴しい景観が楽しめました。特に倒木と積もった雪のコラボレーションは一興ある光景でした。笠形山直下の道はガレ、大石が連なる急坂で(右下)、下山時には細心の注意が必要です。
 正午少し前に笠形山(標高939.4m)に登頂。生憎眺望は今一でしたが、時折ガスが切れて現れる景色を楽しみ、時々降って来る雪に身を震わせながら、改装中の東屋や金属製東屋の中で昼食を取りました。食後、表紙掲載の記念写真を撮影。
 食事を終え12:35に下山開始。同じ登山道でも眺める向きによりその景観はまた新鮮で大いに楽しみました。
 尾根分岐から笠の丸(展望台)に向けて再び登ります。登山道は雪の踏み痕も少なく新雪歩きが楽しめました。
 13:01、笠の丸(標高883m)に登頂。笠の丸は双峰を成す笠形山のもう一方のピークで、樹間から播磨冨士の愛称に相応しい山容の笠形山が望めます。此処から先に歩を進めれば笠形神社に下ります。我々は来た道を引き返し下山しました。
 13:13、尾根道分岐に下山(左上)。此処から登って来た登山道を、途中六合目下でアイゼンも外し下りました。
 途中の滝見台分岐を右方向に取りキャンプ場方向に、14:41に全員無事登山口に下山しました(右)。
 14:53、バスで次の目的地のかさがた温泉に向い出発し15:30に到着。天然の名湯「せせらぎの湯」で、冷えた体を温め疲れた足腰を癒した後、隣接の食事処「せせらぎ亭」で空き腹を満たし、ビールで喉を潤しながら反省懇親会を楽しみました(右)。
 夕暮れ迫る17:12にバスで帰途に、中国道名物の宝塚渋滞も無く、計画通り19:10頃に河内磐船駅前に帰着しました。
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