平成25年6月度 大峰 稲村ヶ岳 写真集
 写真提供: 大木俊和
 
洞川温泉の母公堂(ははこ堂)から出発
 JR河内磐船駅前を6:45に貸切バスで出発、道の駅「大淀」での休憩を挟み。9:15過ぎに登山口に到着。
母公堂脇にある稲村ヶ岳登山口から登山道に入る
 母公堂前で登山準備の後、9:30に法力峠に向かって杉木立の根っこ剥き出しの道を登る。
山肌を巻いて進む、五代松新道を登って行きます
 五代松鍾乳洞前を通る登山道と途中で合流、道脇にはフタリシズカやマムシ草等の花が咲いています。
お助け水が沸く黒床谷を横切ります
 登り始めてから約40分、丁度喉が渇く場所に有るお助け水です。此処から法力峠まで25分程登ります。
10:35頃に法力峠に到着
 一昨年に登った観音峰からの尾根筋登山道と合流します。
法力峠にて記念撮影(写真提供:小笠原宏郎)
 此処から山上辻まで約90分弱の行程、休憩で体力を回復。
山上辻に向って階段道を登る
 ルートは山肌を巻き幾つもの谷を渡り、橋や鉄階段や鉄梯子がかけられた登山道を登りました。
雨の影響で崩壊状態の登山道を進む
 コースの沢を巻く道は、痩せて崩れた箇所も多く、浮石や緩い土方に注意を払いながら登りました。
あと少し登れば山上辻に到着です
 法力峠を過ぎて少し登った辺りから、右手には樹幹を透かして大日山の尖峰や弥山方面が望めます。
12:01、登山者憩いの場所、山上辻・稲村小屋に到着
 稲村登山道、五代松新道を開き五代松鍾乳洞の発見者、赤井五代松氏ご子息の赤屋根山小屋前広場です。
稲村ヶ岳前の深緑のブナ大樹の下で昼食を楽しむ
 此処から先、稲村ヶ岳一帯は修験場聖地で飲食禁止です。
12:25、大日山・稲村ヶ岳に向けて登山再開
 正面に聳える大日山を、道脇の石楠花を望みながら登ります。
幹には苔生す大ブナの木が聳える登山道を登る
 赤山土の道は登山者に削られ木の根っこが剥き出しに、自然保護、決められたコースを歩きます。
足元には亜高山植物が可愛く咲いています
 本命の石楠花は花数が少なく開花表年なのに残念。イワカガミやツマトリソウ等が見れました。
岩場急坂の大日山にアタック
 大日のキレットにリックを置き身軽になって岩場の急坂を鎖やロープ、木の根っこの助けを借りて登りました。
鉄橋や鉄梯子に命預け大日山にアタック
 左側は断崖絶壁、滑落すれば奈落の底、岩場に掛けられた鉄橋と鉄梯子を信頼して恐々渡り登ります。
12:56、大日山(標高1689m)に登頂
 山頂には二つの祠が有り、大日如来と役小角が祀られている。
絶壁に築かれた大日山登山道を恐る恐る下る
正面は稲村ヶ岳本峰、足元のキレットは大きく切れ込んでいる。 
急坂岩場下りはロープや鎖・木の根っこが頼りの綱
 大日山は行場の一つ、垂直に近い岩場の下りは慎重に。
大日山から大日のキレットまで全員無事に下山
 危険な急坂を下り終え一安心、稲村ヶ岳本峰登りに備えます。
石楠花が覆う稲村ヶ岳本峰登山道を登る
 岩場に張られた長い鎖の助けを借りながら岩道急坂を登る。両脇の石楠花の花が迎えてくれます。
あと少しで稲村ヶ岳本峰頂上、頑張ろう!
 稲村ヶ岳は大日山と本峰の二つのピークから成る。花の百名山で、女人大峯と呼ばれます。
稲村ヶ岳頂上展望台からの眺望 (2013.5.13 下見時に撮影 提供:作本秀樹)
 大峰山脈の主峰が眼前に雄大に連なります。左から山上ヶ岳(大峯山)・竜ヶ岳・大普賢岳等。その向うには鈴鹿の山並も。
稲村ヶ岳頂上展望台からの眺望 (2013.5.13 下見時に撮影 提供:作本秀樹)
 南に目を転じれば、弥山・ハ経の大きな山塊、その向うに仏生ヶ岳・孔雀岳が、右奥には金剛葛城が望めます。
13:30、稲村ヶ岳本峰頂上(標高1726m)にて
 全員無事に登頂し、360度の大峰大パノラマを満喫しました。
13:40、下山開始
 下山は山上辻を経て、母公堂まで五代松新道を引き返します。
大日山の岩壁を巻き山上辻に下る
 岩場に咲く可愛いオオミネコザクラの生育地、既に開花時期は過ぎ、残念ながら合えませんでした。
14:12、山上辻まで下山、中学生団体に遭遇
 小屋前広場はジャージ姿で溢れてました。先行出来て良かったです。此処から道は山上ヶ岳へ分かれます。
16時少し前、山上辻から1時間40分で無事母公堂に下山
 母公堂では、名水「ごろごろ水」でいれたコーヒーとかき餅の接待を受け、有難く美味しく頂きました「合掌」。
洞川温泉センターで汗を流し疲れを癒した
 約1時間、ゆっくりと温泉に浸かり長距離の山歩きで疲れた体を癒し、17:15頃、貸切バスで帰路につきました。
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