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平成17年古代文明国
 
エジプト・ギザ 3大ピラミッド

ミイラが可能な乾燥土壌から壮大な来世願望が誕生。湿潤日本では死後イザナギ神話の様に直ぐ腐る世界との違いも当然と気付きました。
アスワンまでの道中は武装兵士の護衛付で安心して砂嵐・蜃気楼を楽しめた。
カイロではイスラムのシーア派・古代キリスト教のコプト教徒と交流し、昨年西欧でのローマンカトリックとは全く違った価値観を学び、イスラムへの理解が深まった。叉古代多神教からコプト・イスラム等一神教への歴史も有益だった。
日本とは桁違いの文明に接し、返って我が国の特徴を俯瞰する事が出来た。

ギリシャ・デルフィ
 
古代世界の中心、臍と言われた聖地。ギリシャ全土の神殿が集合して金庫も兼ねている。此処の建築様式が世界の銀行のデザインになった。アテネでは東方教会を起源に持つギリシャ正教の神学者に会い、ユダヤ・キリスト・イスラムの3大一神教の起源が古代多神教時代のギリシャ哲学にある事を知り吃驚しました。これで宗教から無神論。科学へ通じる道がスポンと抜けました。


インド・サルナート
 
仏教誕生の地ダメーク・ストゥーバ。釈迦が仏陀になり初めて説教された所。僧院跡・世界初の卒塔婆を備えた聖地は静寂・神秘的雰囲気が漂い、心の古里に帰った様な懐かしさを覚えた。バラモン教から仏教が誕生し、ヒンドゥ・イスラムへ移行した意味も学べた。同時に仏教本来の価値観と日本仏教との違いも見えて来た。
インド・ベナレス
 
ガンジス川、ヒンドゥ教徒は最後此処へ来て生きてる時は沐浴で総ての罪を、死んだ時は荼毘(後の煙)にふされて総てを川に流します。
従ってインド人は貧富・身分を超えて笑顔で明るく活力があった。物の豊かな日本人とは比較にならない程差がある。
何故か私の遥か先祖の地に里帰りした感がある。
私の提言へはインドが一番質問が多かった。その訳はガンジーの非暴力の思想が私の真和・非対立と共鳴している事が解り、心強かった。


インド・アグラ
 
世界的建造物タージマハールに立ち、インドへ来た実感が湧いた。また多神教ヒンドゥの後に来てイスラムを拡げた歴史から、逆にヒンドゥの底抜けのスケールの大きさが印象に残った。
インドはその包容力・勢いの故に今後あらゆる面で世界に貢献するだろう。
中国・万里の長城
 
現首相発言で日本料理店襲撃事件が発生した直後、北京へ行きました。意外や熱烈歓、日本料理店も昼夜別無く開いていました。事実は現場に立たないと解らない。北京・上海で日中友好をテーマにして交流、緊迫した時期だけに心が一つになり思わぬ成果があった。企業は国を超えて平和に貢献出来る。
中国は数年後のオリンピックを目指し国を挙げて整備中、道路・観光・便所が見違えるほど良くなっている。


中国・蘇州・寒山寺
 
拓本掛軸で有名な「月落ち烏鳴いて霜天に満ち 夜半の鐘声客船に到る」の寒山寺。
子供時代から家に架かっていた軸のルーツに出会え、双六の上がりの様な喜びです。
芸術は即国を超えます。西安では平山郁夫画伯の大作「玄奘和上」がシルクロード出発点の楼門内に展示され、大変尊敬されていた。文化は即平和に貢献する事実を公私で体験しました
儒教・仏教は日本とのとの違いを確認出来た。