(1)遺伝子の働き
◎:細胞を作るためのたんぱく質の設計図
◎:肌の色や毛髪、目の色、体の大きさと
いった人の特徴や体質を左右します。
(2)遺伝子と病気
◎:遺伝子だけが原因の病気はごく僅か
筋ジストロフィー・血友病など先天的な病気
◎:
環境や生活習慣がからみあって
発病する病気:生活習慣病
(高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓病癌、
家族性アルツハイマー、その他)
(3)病気の発病に関する3つの要因
病気の発病は遺伝的なものを背景に環境因子や
生活習慣の不備により発病すると言われています。
病原体、有害物質、事故、ストレスなど
喫煙 飲酒 食習慣
運動 休養
遺 伝 子 医 療 の 今 後
1:遺伝子診断
◎:
遺伝子病・生活習慣病の予防と早期治療にとつながる。
〜生活習慣病に関して〜
◎:肥満、高血圧、糖尿病、高脂血漿症などの発症に
関わりをもつ食習慣、運動習慣といった生活習慣因子と、
遺伝子型、身体状況との相互作用を調べ、発症の予測に
応用できる遺伝子マーカーの解析から、遺伝素因をもつ
人たち、一人ひとりを対象とした食事推奨量運動指導等の
予防的治療に力を入れていく動きが高まっている。
2:遺伝子治療
◎:遺伝子のタイプに合わせた薬の選択・新薬の開発
◎:
正常な遺伝子を細胞に補ったり、
遺伝子の欠陥を修復・修正することで病気を治療
現時点ではまだ治療としては未確立であるが、
遺伝子病、生活習慣病、癌、エイズ、難病など
様々な病気の治療への可能性が注目されている。