1:発癌因子
  タバコは癌の原因になる発癌物質がタバコの煙に含まれている
  のです。特にタールを吸収しやすい肺、口腔、咽頭食道癌との
  かかわりが深く 、
肺癌になる人の80% がタバコが原因と
  云われています。


2:呼吸器疾患
 肺気腫
  
タバコのけむりの刺激によって肺の組織が少しずつ破壊され
  肺の弾力がなくなり、息切れや呼吸困難の原因となります。
 
慢性気管支炎
  タバコを吸うことで、肺がたえず刺激され常に気管から肺に
  かけ炎症をおこし、痰や咳きで悩まされます。

3: 動脈硬化
  
タバコは血管を収縮させ、血圧を上昇させます。また
  血液中の悪玉コレステロールを増やし、血管のなかで
  血液を固まりやすくすることから、心筋梗塞や脳梗塞を
  引き起こす原因となるのです

  (喫煙者の血管の老化は非禁煙者より5年ほど早く進みます)

4:その他
  胃十二指腸潰瘍、歯周病、肌や骨の老化、不妊流早産、
  また胎児への影響などもあります。

    タバコの悪影響は全身に拡がり寿命を
      6〜7年短くします。


5:恐ろしい受動喫煙
  喫煙者の身近にいる非喫煙者がタバ コの煙を吸ってしまう
  ことです。

 タバコの煙
  主流煙:喫煙者自身の口から吹き出される煙
  
副流煙:タバコそのものから出る煙

  副流煙の方が多くの有害物質を含んでおり、喫煙習慣を
  もつ人の奥さんが
肺癌にかかるリスク喫 煙者の約2倍
  なります。タバコを吸う人がいる家庭では、タバコに含まれ
  る鉛が子供の体内に蓄積していることが分かっています。
  血中の鉛濃度が高いほど
知的能力が低下すると言われて
  います。

           ガンの部位別死亡  
ガンの種類 

男 性

女 性

肺がん 4.5 2.3
喉頭がん 32.5 3.3
口腔・咽頭がん 3.0 1.1
食道がん 2.2 1.8
胃がん 1.5 1.2
肝がん 1.5 1.7
腎がん - -
膵臓がん 1.6 1.4
膀胱がん 1.6 2.3
子宮頚がん - 1.6

          *非喫煙者を1とした喫煙者の相対危険度

6:禁煙補助剤について
    ニコチンパッチとニコチンガム
   禁煙を成功させるカギはニコチンからの離脱をどう乗り越える
  かにあります。 離脱を助ける薬が、この禁煙補助剤です。
  ニコチンパッチは肌から、ニコチンガムは口の中の粘膜から
  ニコチンを吸収し、ニコチンの血中濃度を高め 禁煙による
  辛い症状をやわらげます。
  そして徐々にニコチンの量を減らし、禁煙を成功させるのです。
   (注:ニコチンガムは薬局にて販売されていますが、
                 ニコチンパッチは医師の処方箋が必要です)

7:禁煙の効果について

 
 
禁煙にはこんな効果があります

  ・体調が良くなる
  ・咳きや痰が少なくなり、
    呼吸も楽になる
  ・良く眠れるようになる
  ・目覚めがさわやかになる 
  ・肩こりがなくなり、
    顔色も良くなる
  ・走ってもすぐ息切れ
    しなくなる 
  ・食べ物の味がわかり、
    胃の調子も良くなる
・口の中が気持ちよくなる
・体が軽く感じられ楽になる
・何事にも前向きに取り組む
  ようになる
・家族や同僚など周囲の
  人が喜んでくれる
・小遣いが減らない
・検診結果が良くなる
・時間を効率的に使えるよう
  になる

  心筋梗塞後、禁煙すること死亡率38〜60%減少する
  
というデータがあります。

  自分の健康、身近な人の健康のためにも
  
タバコ のない生活を送ってみませんか


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 (タバコは万病の元 !!)
タバコと生活習慣病