(1)どれくらいの塩分を摂っていますか
 
(1)体が必要とする塩分量  1〜2g     
 
 ガン予防で推奨されている1日の塩分摂取量が
  6g以下とされているのに対し、日本人は一日に
  平均約13gも塩分を摂っているのが現状です。

 (2)一日の塩 分摂取量 10g以下 を目標にしましょう!
 
 食材中(肉・魚・野菜など)に含まれる
   ナトリウム(食塩相当量:
2g
    調味料・加工食品から摂る塩分(8g以下



(2)塩分を摂り過ぎると・・・
 
(1)高血圧や動脈硬化を促進し、脳梗塞や心筋梗塞などの
   危険性が・・・、

   血中の塩分(ナトリウム)濃度が高まる ⇒ 濃度を一定に保つ
   ため、血管内に水分が浸透
     ⇒ 血液量の増加 ⇒ 血管を圧迫(血圧の上昇)

 (2)胃がんの原因に も・・・
   右の図からも食塩摂取量が
   減るにつれ胃がんの死亡
   率も減っているのが分か
   ります。

   塩分の過剰摂取のみが、
   原因ではありませんが、
   大きく関係しています。




 (3)腎臓の機能低下
     腎臓は体内の老廃物を排泄すると共に、
   塩分濃度を調節し、身体が一定の状態に
   保たれるようにコントロールしています。
   塩分を多く摂る生活をしていると、そのコントロールしている
   ポンプの働きが鈍くなり、上手く処理できずに、血液中の
   塩分濃度がどんどん高くなってしまいます。

(3)減 塩のポイント
 (1)薄味に慣れましょう

 
  味の薄い食事になれることが第1歩です。 調味料の味に
   なるべく頼らないで、薄味に慣れてくると、素材の持ち味が
   分かるようになります。

 (2)香りや香辛料を味方に
   ゆず、しそ、みょうが、ハーブなどの香りのある野菜、海苔、
   鰹節などを加えると、薄味のメニューに変化もつきます。
   唐辛子、からし、わさび、胡麻などを利用すると薄味でも
   メリハリの出る味付けができます。

 (3)酸味は、塩味を引き立てます
   レモン、すだち、かぼすなどの柑橘類や酢などを和え物や
   焼き物に利用しましょう。また醤油を酢や柑橘類の絞り汁などで
   割るなども良いでしょう。

 (4)香ばしさで満足度アップ
   香ばしさもまた塩分のとりすぎを抑えてくれます。
   焼き物にする、炒った胡麻やくるみなどで和えるなど、
   調理に利用
しましょう。

 (5)出汁や、スープの旨みを生かす
   出汁を濃い目にとると、調味料が少なくてすみます。

 (6)生の素材や旬の素材を使いましょう
   加工品は 意外にも塩分が高いもの。最近では旬がなくなって
   きていますが、もう一度見直してみましょう。やはり、香り、味
   共に違います。

 (7)「かける」より、「つける」
   しょうゆやソースなどは、かけて食べるより、つけて食べたほう
   が、塩分の摂取量が少なくてすみます。小皿を利用しましょう。

 (8)食べる時には 適温で
   冷めると味が薄く感じられ、また上から塩味を足すという結果に
   なります。

 (9)調味料は、計って使いましょう
   必要以上に使わないためにも、またどれくらい使っているのか
   把握するためにも、計るようにしましょう。

 (10)加工食品やスナック菓子、スポーツドリンクは要注意

 (11)カリウムを多く含む食品を
   カリウムは排泄される時、ナトリウムを連れていってくれます。
   カリウムを多含むのは、野菜、イモ類、豆類、海藻、果物

 (12)汁物の量に気をつけましょう
   汁物は野菜などの具を多く入れることで、一回にとる汁の量を
   減らし、撮る塩分を少なくできます。また味噌汁などの汁物は
   一日一回にし、麺類などの汁は残す様にしましょう。

 (13)食べ過ぎないように
   せっかくの薄味の料理でも、たくさん食べれば塩分の量も
   カロリーも多くなります。食べ過ぎないように気をつけましょう。
   減塩しょうゆや減塩みそも、使う量が多ければ塩分も増えます。


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塩分について