(1)運動の効果
 (1)血糖値の改善とインスリンの働きを良くする
    筋肉が動く時 血液中のブドウ糖を燃料として使うために
   血糖値が下がります。また、運動することで筋肉や脂肪が
   適正化し、細胞はインスリンの感受性が良くなるため
   血糖がうまく処理されるようになります。
 (2)中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増や す
    運動することにより 体のエネルギーが消費され、中性脂肪
   が減少します。また、動脈硬化を予防する善玉コレステロール
   (HDLコレステロール)を増加させます。
 (3)肥満の予防と改善をする
   脂肪を燃焼させ、消費エネルギーを増やします。
  (4)血圧を下げる
   
持続的な運動により血圧は下がります。
 (5)動脈硬化の予防する
   
運動により血管が広がり、動脈硬化の予防になります。
 (6)体力を増強し、老化を防止する
   
筋肉および心肺機能が鍛えられます。
 (7)ストレスを解消する

    kenkou-01

(2)運動の方法
 (1)運動の種類

  生活習慣病の予防と治療
  には、しっかりと呼吸しな
  がら、なるべく全身を使う
  有酸素運動(ウォーキング、
  ジョギング、水中歩行、水泳、
  サイクリング、エアロビクス
  など)
が基本となります。
  
お勧めは、いつでも、
  どこでも、簡単にできる

  「ウォーキング」
です。

 

undou-01

(2)運動時間

 ★1日の目標運動時間は
  散 歩    1時間
  水 泳    20〜30分
  ジョギング  約30分
  自転車      約1時間
  2回に分けて行っても
  OKです。(ただし脂肪を
  燃焼させるには
  1回15分以上が 必要)
undou-02

(3)運動のポイント
 (1)万歩計などで目標を持ちましょう。
    1日1万歩を目標に
 (2)余りスケジュールにこだわらないように。
    体調が優れない時、天気の悪い時には無理をせず、休養を!
 (3)
必ず準備運動から入り主運動が終ったら整理運動を。
 (4)運動は週に2〜3回行いましょう。
   運動は 継続してはじめて 効果が現れます。

運 動 1日おき 2日おき 3日おき 週1回
効 果 90% 70% 50% 20%

 (5)運動の強度は 強すぎず、弱すぎず。
   
最大運動強度の 40〜60% が目安です。
    60歳代〜70歳代では脈拍数が、毎分100〜120 になる程度


  ★ ★ 運動を始める前に ★ ★
  
運動をしていない人が運動を始める時に中程度以上の運 動を
  する場合は メディカルチェックを受けておくことが原則です。
  
また病気が有る時や自覚症状がある場合には、
  必ず医師に相談してください。


  Next  Back
                        

運動と生活習慣病