(5)糖尿病の検査
   
糖尿病の検査には次のようなものがあります。
 (1)空腹時血糖(FBS) 空腹時の血糖です。
    正常範囲は、70〜110mg/dL
 (2)ヘモグロビンA1C(HbA1C)
    (グリコヘモグロビンとも言います。)
    過去1〜2ヶ月間の血糖値のコントロール状態が
    わかります。
 (3)尿糖
    血糖値が著しく高くなると尿に糖が出ます。
    自分で試験紙で調べることができます。
 (4)その他
(6)生活改善アドバイス
 (1)肥満を解消しましょう。
   ・まとめ食いはインスリンの分泌が多くなるので
    要注意です。
   ・食事は規則正しく  1日 3食、食べましょう。
   ・外食、宴会や飲酒を控えましょう。
   ・コレストロール、動物性脂肪の多い食品は
    控えましょう。
   ・砂糖や菓子類、果物など 摂り過ぎないように
    しましょう。
 (2)食塩の摂取量を減らしましょう。
 (3)ビタミン、ミネラル(インスリンの代謝を良くする)を
    含む野菜をたっぷり撮りましょう。
 (4)適度の運動は血糖値を下げます。
   ・歩行運動など運動療法を続けましょう。
 (5)ストレスも糖尿病の誘因です。
   ・ストレスをためないようにしましょう。
 (6)出来るだけ禁煙、節煙に努めるようにしましょう。
 (7)定期的な健診を受け、血糖値のコントロールを
    行ないましょう。


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(4) 糖尿病が引き起こす合併症・併発症
   初期症状をそのまま放置していると、下記のような
   合併症状・併発症を引き起こします。
一度なってしまうと一生付き合っていかなければならない
「糖尿病」。糖尿病になる前に予防することが重要です。
(1)糖尿病とは
   糖尿病とはすい臓から分泌されるインスリンという
   ホルモンの量が減ったり、働きが不足した時におこる
   代謝障害です。


(2)糖尿病の原因
  多くの場合、生まれつき糖尿病になりやすい素質(遺伝
   的要因)を持っている人が、糖尿病を起こす誘引(引き
   がね)に出会って発病すると考えられています。
   糖尿病が増えている要因として、食生活の欧米化、運動
   不足、ストレスの増加、その他誘引として肥満(もっとも
   多い誘引)、過食、妊娠、加齢となっています。
   肥満体の人は標準的な体重の人に比べて3〜4倍の確率で
   糖尿病になると言われています。
   近年、糖尿病患者は増えつづけ、厚生労働省の調査では、
   働き盛りの7人に1人が糖尿病予備軍とされています。
(3)糖尿病の初期症状
   初期の糖尿病は殆ど自覚症状がありません。自覚症状が
   あらわれてくるのは 5〜10年ぐらい経ってからです。

   比較的初期にあらわれる糖尿病本来の症 状

    異常に食欲がある  尿の量が増える     のどが渇く



       食べても痩せる
        体がだるく疲れやすい
下肢のこむらがえり、
両足の痺れなど
自律神経障害
感染症に罹りやすい
冠状動脈硬化による疾病
(狭心症、心筋梗塞など)
動脈硬化による疾病
   (脳梗塞など)
肝障害
胆石症
壊疽(えそ)
歯周病
糖尿病性腎症
腎不全、膀胱炎
坐骨神経痛
糖尿病性網膜症
(白内症、緑内症)
糖尿病について