休まないと歩けなくなる
動悸、息切れ、胸痛
四肢動脈硬化 ⇒
間欠性跛行症
冠動脈硬化 ⇒
狭心症、心筋梗塞
大動脈
足先から腐ってくる
尿に蛋白がでる
突然吐血して胸痛又は腹痛がある
壊疽
腎動脈硬化 ⇒ 尿毒症
大動脈瘤 ⇒ 大動脈瘤破裂
動脈硬化性眼底
脳動脈硬化 ⇒ 脳卒中
目まい、吐く、頭痛、手足の痺れ
(6)血圧を安定させるための七ヶ条
(1)適度な運動
人間の体は”動と静”、すな
わち運動と休息によって
体調を整えている。血圧が高いからといって運動を避ける
ことは、かえって体調のバランスを崩すことになる。
適度な運動で体に刺激を与えることは、ストレスを解消させ、
血圧を安定させる効果がある。
(2)肥満の解消と予防
肥満による脂質の蓄積は、動脈硬化の原因となり高血圧を
悪化させる危険性がある。だからといって、断食や減食を急
に行なうのも危険が大きい。医師の指示を受けながら、根気
よく少しずつ体重を減らす努力が血圧を安定させてくれる。
(3)十分な休息
高血圧に過労は禁物である。中間管理職だからと無理な仕事
を続けて倒れるケースが多いのも、この休息の大切さを安易に
考えているからである。適度に休息をとり、気長に付き合うこと
が高血圧で長生きするポイントである。
(4)塩分は控えめに
塩分を撮り過ぎると血液中の水分が増加し、循環血液量が
多く
なるため血圧が上がります。高血圧では、塩分制限が大切と
いわれるのはこのためです。
(5)心の安定
くよくよ考えたり、悩んだりすることも血
圧を上昇させる一因。
のんびりと楽しく、一生の友達が出来たつもりで、ゆとりをもつ
こと。生涯の友と思えば付き合い方も変ってくる。
(6)タバコの禁煙(適量のお酒)
タバコは百害あって一利なし。止めるのが
一番良い。
高血圧に限らず万病に害を与える悪魔の煙り草である。
ただし、酒は微量ならば血管を広げる効果がある。
過量(四合以上)は毒である。
(7)規則正しい生活
生活が乱れ、不規則になればたちまち血圧も乱れてくる。
睡眠不足、精神的な緊張は交換神経を刺激して血圧を上げ
ます。 それほど血圧は、素直に私たちの生活を反映して
くれる存在でもある。
(1)血圧とは
血
圧とは心臓が全身の隅々に血液を送り出すときの圧力であり
この血液の流れが血管へ与える圧力でもある。
血圧は変化する。
気候 食事 運動
睡眠 入浴 ストレスなど
血圧は1日の中でも絶えず上下に変動しているが、
この変動の幅が最高血圧で20mmHgくらいなら良いが、
それ以上になると異常ということになる。
わが国では国民の4人に1人は高血圧者がいると言われ
ている。
(2)成人における血圧の分類
(高
血圧治療ガイドライン2004年版より)
分 類 |
収縮期血圧 拡張期血圧 |
至 適 血 圧 |
< 120 かつ < 80 |
正 常 血 圧 |
< 130 かつ < 85 |
正 常 高 値 血 圧 |
130−139 または 85−89 |
軽 症 高 血 圧 |
140−159 または 90−99 |
中 等 症 高 血 圧 |
160−179 または 100−109 |
重 症 高 血 圧 |
≧ 180 または ≧ 110 |
収 縮 期 高 血 圧 |
≧ 140 かつ < 90 |
単位:mmHg
(3)降圧目標値
(年齢、病態により降圧目標は変る。)
病 態 |
降圧目標値 |
年 齢 |
降圧目標値 |
軽症高血圧 |
<140/90 |
65
歳未満 |
<130/85 |
中等症高血圧 |
<140/90 |
65〜75
歳未満 |
<140/90 |
重症高血圧 |
<140/90 |
75歳以上 暫定 |
<150/90 |
腎障害あり |
<130/80 |
75歳以上 最終 |
<140/90 |
糖尿病あり |
<130/80 |
ー |
ー |
単位:mmHg
(4)高血圧は動脈硬化を促進する!!
高
血圧を長期に治療せずに放置すると、脳や腎臓などに
大きな負担をかけ、動脈硬化を促進し、合併症を引き
起こす危険性がる。また、高血圧の初期症状は殆ど
自覚されない為、深刻な事態になるまで気付かない。
早期発見には定期的な血圧測定が望ましい。
(5)動脈硬化が原因でおこる病気と症状