足尾の山に緑を!

 第7回 栃木県日光市足尾地区の山間地帯への植樹活動

2013年9月21日

 

  922()、夏の名残りはあるものの爽やかな晴天の下で第7回目の足尾植樹活動が

行われました。会員21名、協賛のナルクから18名、今回初の特別参加としてPanasonic

本社エコリレージャパン2名とAVCネットワークス2名の総勢43名の方が参加しました。

  例年、足尾の植樹現地へ直行し植樹をスタートしていましたが今年はNPO「足尾に緑を

育てる会」の特別の計らいで松木村の見学を致しました。松木村は山川の豊かな環境に恵まれ、

奈良時代から村落が形成されていました。江戸時代末期には、およそ170人程の人達が穏や

かな生活を営んでいたようです。明治時代に足尾地区の銅精錬がはじまり樹木の乱伐、銅製錬

の煙害それに山火事が重なり生活できなくなりました。その結果、明治35年に廃村となった

村です。現在は墓石等わずかな生活の跡とカラミ(銅製錬のかす)堆積が見られ、すでに植樹さ

れた場所では立派な樹木が見られます。近代化の影と環境を取り戻すための植樹の大切さを

実感する貴重な見学でした。

松木村見学後、今年の指定植樹地である久蔵沢右岸にてNPOの植樹方法、注意事項の説明

を受け植樹を開始しました。今年は相当の急斜面だったので、列を作ってバケツリレー式に

苗と用土を運び上げました。今年はコナラを中心にクヌギの200本と参加メンバーの持ち寄った

ドングリから育てた苗木40本の合計240本を汗を拭き拭き植樹しました。最後に記念のプレート

を打ち込んで作業を終了しました。

  終了後は、庚申山ふもとの「亀村旅館」に移動し、食事と入浴休憩で、汗を流すとともに、

疲れた身体を癒しました。




フォトストーリ



フォトギャラリー


松木村跡地



失われた村の説明


廃村の経緯を語る

当時の村の風景

皮肉!煙害が絶景に

残された祠

植樹の内容

八重樫支部長の挨拶

緑の会より注意事項

苗木と用土の荷上げ


バケツリレーに切替



けっこうきつい斜面

苗木を挿し用土を


斜面でこんなスタイルに

疲れと満足感?


やったよ!

いい汗かいたよ!



全員で記念写真




前回はこっちです