第12回 社会見学会
「行ってきました・・・渡良瀬川水物語!」

11月6日木曜日、「松愛会第12回社会見学会:渡良瀬川水物語」を開催しました。今回の見学会は、「渡良瀬川:下流編」として渡良瀬下流域の歴史に触れる企画です。昨年の見学会、「渡良瀬川:上流編」で学んだ足尾銅山鉱毒事件が、下流域にどのような影響を及ぼしたのか見聞しました。参加会員は32名。天候が心配されましたが、予想に反して青空も見える好天に恵まれました。

  内  容   フォトギャラリー
 
最初に渡良瀬川と利根川が合流する付近にある「利根導水総合事業所」(埼玉県行田市)を見学し、生活に必要な“水”を守る取組や、隣接する利根大堰では魚道を遡上する「鮭」も見ることができて河川美化の大切さを痛感しました。    
鬼平犯科帳縁の羽生SAで休憩 
利根導水総合事業所  事業所屋上から利根大堰を眺める   魚道観察室・・・鮭がきた!


その後、足利市から佐野市へと移動、昭和22年に渡良瀬川流域に大きな洪水被害をもたらした「カスリーン台風」の教訓を活かした治水対策や、足尾鉱毒事件から農民を守ろうと身命を賭して闘った「田中正造翁」の資料が展示してある佐野市郷土博物館を見学しました。
 佐野市郷土博物館
   
 谷中湖に到着  谷中湖について説明を聞く    旧谷中村遺跡にて集合写真


 最後に、足尾鉱毒事件や渡良瀬川洪水対策の中で生まれた「渡良瀬遊水地」、それがために廃村となって消滅していった「旧谷中村跡地」などを見学、それぞれに見識ある方の説明を聞く事ができ有意義な社会見学会となりました。


谷中村の説明↑村を見守る観音像→

今回の見学会には、セミオンコンダクター(旧群馬三洋)・鈴木 様、佐野市郷土博物館・山口 館長、渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団・飯村 顧問、そしてパナホーム北関東・矢田部 様に大変なご協力を頂きました。御礼申し上げます。


【お知らせ】
今回ご協力を頂きました鈴木 様は、「鮭の飼育を通して自然環境保護を考えよう」という活動をしています。つきましては「飼育用の鮭の受精卵配布」を下記の日時・場所で行うそうです。鮭の飼育はそう難しくはないとのことです。
興味のある方は、ご家族でチャレンジしてみてはいかがですか。

   受精卵配布 : 2014年12月7日(日)10:00〜11:00
   群馬県邑楽郡(おうらぐん)大泉町役場前 中央公園



 ページTOPへ