淀川北岸では最大の前方後円墳である今城塚古墳

 


古代の武人を偲ばせる埴輪


今城塚古墳から出土した日本最大の家形埴輪

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  阿武山を下りると、西国街道
沿いに
「前方後円墳」形の「今
城塚古墳」
あります。

 発掘調査が、古墳の中心部である
石室に迫り、今最も考古学愛好者の
関心を集めています。

 昭和33年(1958)に 「国の史跡」指定
を受け、指定地の公有化を図りながら、
航空測量、レーダー探査、詳細な測量
など地上の調査を万全に行い、平成9年
(1997)から
毎年発掘調 査をしてきました。

 

 平成15年度の第7次調査で、後円
部に石組の排水溝跡を発見 し、奥に
埋葬者を安置する「横穴式石室」が
ある可能性が高くなってきました。

 これまでの調査で、1.7mもある
日本最大の家形埴輪をはじめ、
王級の墳墓を思わせる大量の埴輪
などを出土しています。


 墳丘の形状・出土埴輪・古代条理

等の調査研究から、6世紀前半の築

造で、「継体天皇の陵
墓」と考えら

れています。



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