発掘当時の安満宮山古墳から大阪平野を望む
     現在の安満宮山古墳。ガラスのドームで保護されている

「青龍三年」銘方格規矩鏡


同向式神獣鏡


二神二獣鏡


三角縁環状乳神獣鏡


三角縁四神獣

(鏡をクリックすると拡大画像が見られます)



















安満遺跡の北方の安満山には、「安満宮山(あまみや
やま)古墳」があります。これは、3世紀後半の古墳で、
遺体の頭のすぐ近くから、中国・魏の年号「青龍三年
(235)」の銘のある鏡
を含む青銅鏡5面や、スカイブルー
のガラス小玉1000
個余りが見つかりました。
 また足元には、刀や斧・ヤリガンナ・ノ ミ・カマなどの
鉄製の武器と農具がまとめてありました。

(3 ページ)

 『魏志倭人伝』には、景初3年(239) に邪馬台国(やま
たいこく)の女王・卑弥呼(ひみこ)へ銅鏡100枚を与え
たと記されております。

   出土した鏡は、その一部である可能性が高く、この

古墳には、卑弥呼と重要なかかわりをもった人物が

葬られたのかもしれません。



                                    


   前 頁    次 頁