首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう
2016年3月行事の実施報告 

 場 所  秋ヶ瀬公園 (さいたま市桜区) 

 日 時 平成28年3月21日(月祝)
 コース 浦和駅西口~(バス)~桜区役所~荒川土手~こどもの森
      ~希望のくに~ピクニックの森~レッズランド~下大久保バス停
      ~(バス)~浦和駅西口~東口(懇親会/うおや一丁)

 
参加者   細井忠雄、尾原 武、細井忠雄、五島周太郎、石毛稔恭、泉 保
 (敬称略)  中嶋 繁、小松裕一、鵜飼順子、堀田敏江、倉光幸司、岡田俊男、
        香取一昭、香取文子、小田島明美、高崎 誠、高崎美代子、
        小川嘉子、小池紀子、戸谷輝夫(担当)    [計 20名]
 

嘴広鴨
 (ハシビロガモ)
水鳥の世界も女性上位カモ?
報告
 秋ヶ瀬公園は埼玉県さいたま市桜区の荒川左岸に広がる県営公園で、荒川の羽根倉橋と秋ヶ瀬橋の間、約3kmの左岸一帯100haが開設されています。その敷地内には野球場やテニスコートなど、スポーツ施設が整備され、さらにそこを囲むように自然林が続いていて、四季折々に野鳥が生息しています。

 木々はまだ新芽がうっすらと色づき始めたばかりで、柳の木だけが新緑を鮮やかに見せていました。森の中を歩いていて、野鳥の動きがあると、すぐに分かるのも、この時期のよいところで、20人40個の目があると、見つけ出すのも早く、しばし立ち止まって観察しながらの散策が続きました。

 森の中に足を踏み入れると、さっそくシメが出迎えてくれ、見慣れたシジュウカラやコゲラもその数の多さに双眼鏡の扱いが忙しく、皆さんのテンションは上がりっぱなしでした。森の小路を行くと、今度はアオジが藪から出たり入ったり、さらに進むとエナガの群が現れて、なかなか前に進めません。

 ここのシンボルツリーはヤドリギが沢山ついている大木で、毎年レンジャクがやって来るのですが、今年は気候変動の影響か、まだ姿を見せていませんでした。内心期待していたのですが、ちょっと残念でした。

 昼食後はピクニックの森に移動し、ここでもアカゲラやベニマシコ等ふだん出会う事の少ない野鳥とも遭遇して、この秋ヶ瀬公園の自然の豊かさにしばし浸ることが出来て、終了後有志で行った懇親会の席上でも、いつも以上の盛り上がりでした。

観察種
 キジ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、タカSP、
 コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、
 エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、
 アオジ、クロジ、ガビチョウ
                       ( 計 32種

案内人(戸谷)、記事(戸谷)、写真(田口春一郎・戸谷輝夫) 



「秋ヶ瀬公園」 こどもの森にて
陽だまりで昼食後、元気を取り戻した面々

葉を落とした森は
野鳥の動きがよく見えます

コゲラ
日本に生息する最少(15cm)のキツツキ

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 
スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)