印旛沼を見下ろす小高い丘で、100基を越す大小の円墳・前方後円墳が並ぶ林の小道をたどり、その独特の雰囲気のなかで息づく小鳥たちとの出会いを楽しんできました。特に今回は異常気象のせいか、冬鳥の来訪が少ないと感じられましたが、古墳群の遊歩道でシジュウカラ・コゲラ・メジロ・ヤマガラの混群に囲まれたときには、しばし感激にひたることが出来ました。
・房総風土記の丘(竜角寺古墳群)
100基を越える有数の古墳密集地として知られ、大小の円墳・方墳・前方後円墳が林の中に点在しています。小さなものは案内板がなければ古墳とは見逃してしまいそうでした。一部に石棺も発掘展示されていて、古墳時代の日本人の低い身長を思い浮べてしまい、メタボの私には少し狭いなと感じました。
・坂田ケ池公園
県立房総風土記の丘の一角に水をたたえた坂田ヶ池は江戸時代灌漑用として造られたものです。まだ水鳥は数が少なかったのですが、マガモやコガモ・カルガモが水面にかぶさる枝に寄り沿うように、ひっそりと羽を休めていました。またお目当てのカワセミも3か所で姿を見せて、我々を感動させてくれました。
・成田温泉「大和の湯」
風土記の丘を抜けるとすぐ目の前に3階建ての温泉施設が飛び込んできます。のどかな田園風景を眺めながらの入浴を楽しんできました。なお温泉はコーヒー色の黒湯で塩味があり、肌にぬるっと来て、我々年代には、いかにも効きそうな温泉でした。湯上りのビールと地酒はもちろん・・・もっと効きました。
観察種
カイツブリ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、
オオバン、カワセミ、コゲラ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、ヤマガラ、
シジュウカラ、メジロ、アオジ、スズメ、ハシボソガラス (計 20種)