第144回松愛会静岡歩こう会
2017/9/30(土)
◆はじめに:豊橋市は、古くから、城下町そして東海道五十三次の宿場町として栄え、現在で も全国有数の自動車輸出入港である三河港や、大葉、キャベツ、トマト、豚などの生産が盛ん な農業を擁するなど東三河地域の中核都市としてバランスの取れた発展を続けています。
他にも市民のシンボル路面電車、東海の尾瀬といわれる葦毛湿原など、魅力いっぱいです。
今回は駅前から東に向う路面電車に沿う様に点在する街並み、緑地公園、神社仏閣巡りのあ と、路面電車で豊橋駅前に戻るコースを選択しました。なお、事前に世話役が下見・確認済み です。
〔今回のウオーキングコース〕
◆コース説明:歩行距離・・約 10㎞
JR豊橋駅《スタート》→駅前大通り →狭間児童広場 →水上ビル群 →牟呂用水沿い →西新町公園 →桜ケ丘公園 →コンビニ →岩田運動公園・水神池の畔《昼食・休憩》→多米公園 → 赤岩寺 →朝倉川遊歩道 →豊鉄市内線・赤岩口電停 = = = JR豊橋駅《ゴール》解散。
◆7月、8月の2ヵ月の休会を挟み、微かに秋の気配が感じられる9/30 (土) 会員、ご家族、友人合せて17名がJR豊橋駅に集合。挨拶を交わしたのち、駅前から約600先の狭間児童広場へ向いました。
◆狭間児童広場:ここは、明治42年(1909年)8月に開校 、昭和20年(1945年)6月19日の豊橋空襲で全焼し、昭和24年(1949年) 豊橋市立松山小学校へ統合されて廃校となった 「豊橋市狭間尋常小学校」の跡地です。一息入れてリーダーからコース説明、白石支部長から「支部活動について」説明を聞いた後、集合写真を撮り終え、水上ビル群・牟呂用水を右に見ながら途中、西新町公園で小休止。桜ケ丘公園へ向かう。
【 写真 】
狭間児童広場 尋常小學校之跡碑
説明を聞く参加者 リーダーのコース説明
説明を聞く参加者 支部連絡を説明される白石支部長
狭間児童広場で集合写真
◆水上ビル群:豊橋駅から東に向かって、路面電車が走る駅前大通りが伸びており、その南80mには駅前大通りに並行して農業用水の牟呂用水が流れている。牟呂用水を約800メートルにわたって暗渠化し、その上に建つ豊橋ビル、大豊ビル、大手ビルの3群からなる水上ビ3階建~5階建のビル15棟の通称が水上ビルである。国道259号と交差する東端部にレインボータワーと呼ばれるモニュメントが設置されている。
大手橋北交差点 歩道橋からの景観
水上ビル群モニュメント レインボータワー
◆牟呂用水:新城市鍬田の牟呂松原頭首工から取水し、豊橋市牟呂地区の神野新田をうるおす。明治時代に開削された。当初は、豊橋市賀茂町までの賀茂用水であったが、神野新田開発に伴い、用水路を延長し現在に至る。豊橋市街地を流れる部分は、地元では新川とも呼ばれている。最終区間の牟呂地区で神野新田への分流を分けた後、牟呂市場町で柳生川に合流する。
9/5 (火) に下見に訪れた時は、用水が流れていましたが、当日は用水は抜かれていました。
牟呂用水 沿道の風景
牟呂用水 沿道の風景
◆桜ケ丘公園:園内には約40本のクロマツがあり、公園の西側、トイレの横にあるクロマツは、
樹高 21.6m、幹周り 3.03mあり、推定樹齢200年以上で、豊橋市の巨木・名木100選に選ばれている。
桜ケ丘公園 休憩のひと時
桜ケ丘公園 休憩のひと時
桜ケ丘公園 休憩のひと時
桜ケ丘公園 休憩のひと時
桜ケ丘公園 休憩のひと時
◆岩田運動公園:市の東部に位置し、豊橋市民球場、テニスコート等のスポーツ施設と北側に広がる水神池散歩道は心和む公園として親しまれています。
◇豊橋市民球場:1980年(昭和55年)に開場した。豊橋市が所有し豊橋市体育協会が指定管理者として運営する市民球場です。高校野球などアマチュア戦のほか、中日ドラゴンズの公式戦なども行われます。
◇水神池の鴨:オナガカモ、ユリカモメなど、さまざまな水鳥が 11月以降渡ってきます。
夏にはヒシなどの水草やトンボなど、たくさんの自然を観察することができます。
◇水神池の畔:4月ころには水神池周辺が桜の花に囲まれ、花見客で賑わいます。桜の木は遊歩道にも続いており、花見を楽しみながらウォーキングやジョギングができます。
岩田運動公園 水神池の畔
岩田運動公園 水神池の畔 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 昼食休憩のひと時
岩田運動公園 遊歩道
◇平川神明社:創立年代は明らかでないが、社伝によれば寛文年間(1661年?1672年)、吉田藩主・小笠原長矩の時代、平川新田を開発した住民が御園町の東田神明宮より天照大御神を勧請し氏神と崇めた。元禄14年(1701)宝殿再建の棟札が残っており寛政9年(1797)、:慶應4年(1868年)6月、昭和26年の数度にわたり造営修補が行われ、昭和54年本殿、拝殿並びに社務所を新築し、昭和55年8月神明社を平川神明社と改称した。
また明治初年、社格制定に際し村社に列せられた。大正元年11月5日、字屋敷田に鎮座する水神社祭神の水波能売神を合祀し奉る。この社は寛政9年2月、付近の田園に対する灌漑を兼ね、吉田城防備のための水源として築造された水神池近くに奉斎され、池の名は当社に由来する。
平川神明宮 参道
平川神明宮 本殿 境内
◆多米公園:当初の計画では、昼食休憩場所に設定していました。しかし下見の結果、相応しくないと判断し小休止場所にしました。
多米公園
◆赤岩寺:高野山真言宗の寺院で、山号は赤岩山。行基が神亀3年(726)に開基したと伝えられその後、空海の高弟果隣が天安元年(857)に再興したといわれている。源頼朝 が、三河の名刹7寺を選んで堂宇を造営した 三河七御堂の一つで、三河准四国八十八ヶ所霊場18番札所、新四国観音豊橋三十三霊場8番札所、東三河二十四薬師17番札所、吉田七福神の一つでもある。
赤岩寺 山門 参道
赤岩寺 参道 赤岩寺
赤岩寺 境内
赤岩寺 集合写真
◆朝倉川遊歩道:路面電車終点、赤岩口電停から目に入る朝倉川沿いに遊歩道があります。弓張山系から清流・豊川へ注ぎ込む朝倉川上流域は土道の遊歩道と市民と地元企業によって植樹がなされ、多くの人がウォーキングを楽しんでいます。春は桜の穴場として注目を集めています。
朝倉川遊歩道
朝倉川遊歩道
赤岩寺に参拝後、朝倉川遊歩道をコースに選んでいました。ところが、赤岩寺山門を背にして
集合写真を撮ったのち、参加者の要望でコースを短縮して県道4号を経由で赤岩口電停に向う。
◆赤岩口車庫:豊橋鉄道市内線は正式名を東田本選といいます。終点の赤岩口電停のすぐ南に市内線の車庫があります。道路から車庫の全貌を見渡すことができ、路面電車ファンにとってうれしいところです。ここは車庫としての機能だけでなく、市内線のすべての車両の点検整備も行う整備工場の役割も果たしています。
路面電車の車庫
赤岩口電停
赤岩口電停
赤岩口電停から22分間、路面電車の旅を楽しみながらゴールのJR豊橋駅に到着。お互いの完歩を労って帰途につきました。
解散後、有志5名は豊橋駅地下街に在る居酒屋に直行し「????反省会」を行ないました。
歩こう会世話人 幸岡(記)
次回
10月28日 (土) 東海道線:興津駅 10時15分 集合 です。
~ 東海道の歴史と薩?峠からの富士山、駿河湾の眺望 ~