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冨士山3776自然林復元活動

新幹線の車窓から、東名高速道路を走るバスや愛車の車窓から、或いは、周辺の山々を登山中に澄み渡る空
富士山を仰ぎ、感嘆された方は多いと思います。しかし、富士山は病んでいます。特に、標高1000m 付近は、
1996年9月の台風17号で樹木が根こそぎ、なぎ倒される甚大な被害を被りました。

この風倒被害の跡地に自然林再生を願い、富士山に芽生えた自生種を大切に大きく育つまで少しお手伝いを
する気持で活動することを目的で、特定非営利活動法人(NPO法人) 「富士山自然の森づくり」 が誕生しました。

静岡支部は、松愛会設立30周年を迎えた2002年度年次総会で、記念行事として「富士山自然の森づくり」
活動に参加を提案し、出席者の賛同を得ました。

実際の活動開始は2003年度からで、3地区合同で行える唯一の社会貢献活動として、毎年 4月と10月の2回
参加しています。会員・ご家族をはじめ、ご近所の方もお誘いして、多数のご参加をお願い申し上げます。


「シカ食害対策」 に参加しました!

静岡県が行なっている 「富士山にふさわしい森林づくりを進めるため、広葉樹へのシカ食害防止のための幹巻き
テープの巻きつけ」 を行なう、ボランティアに募集定員は50人(先着順) でしたが、東部の渡邊高光さん 中部の
加藤  衛さん 西部の服部 昭さんご夫妻、木修司さんご夫妻が松愛会の代表として、参加下さいました。
有り難うございました。

 * 実施日  2010年 10月2日(土) 10:00 〜 15:00    現地の天候 : 晴天
 * 主 催   静岡県 静岡県自然保護室 富士山保全スタッフ
 * 場  所  富士国有林内 (富士市大淵)
 * 参加者  定員 50人 〔松愛会の参加者 会員 : 4人 ご家族 : 2人〕

  

朝の集い・開会式           作業風景 (渡邊さん)

  

1班の皆さんと集合写真                昼食風景        

  

昼食風景                     昼食風景   

  

昼食後の 「森のセミナー」              作業風景      

  

作業風景                    作業風景

  

作業風景                        作業風景  

  

作業風景                   あけぼの草  

  

枯れた幼樹 対策後の被害を蒙った植樹の木


天気に恵まれ、久々の富士山をバックに作業ができました。昨年につづき2回目の参加でしたが、リーダーの
手本を参考に植樹して育った木を探し求めて、幹巻きテープを巻きつける作業を2人三脚で進めて行きました。
写真のカットの中に無残にもシカに途中から食いちぎられた姿をあちこちに見るにつけ、額に汗して植樹作業を
した時のことが想い出されて、うらめしく思いました。

狼をすべて悪者扱いにして駆除した結果、シカが増えつづけているとの説明を聞き、人間の業の深さを思い知ら
されたりもした一日でした。今回の参加者は 「50人先着順」 の申し込みで参加してきました。

                                     記事と写真 : 加藤  衛様

つづく