弥重さんと盆栽の出会いは10年前の春のある日、奥様が黒松を植え付けた頭程の石を持って帰り、いきなり、「父さんこれ造って来たよ」と言われ弥重さんはそれを観てビックリ！奥さまは凄く喜びながら次々と説明してくれたそうです。「これは石付け盆栽と言ってね」……しばらく話が続きました。

　その日をきっかけにその魅力に取りつかれ先生の下で奥さまと8年間愛好会活動に勤め、以降本格的に盆栽に入り、現在はプロの師匠の下で全日本小品盆栽協会のお手伝いをしながら、また多方面の関係者との交流を通じ勉強中だそうです。

丹精込めた盆栽と

　家では盆上の自然の魅力に取りつかれた愛好家仲間とともに、月々の活動を通じ人生の先輩方も含め盆上に醸し出される自然の縮図と人生を照らし合わせ、樹木に癒されながら皆で楽しんでおられます。奥さまには石付け盆栽との出会いを与えてくれたことに感謝をされているとの事です。

2009年9月掲載