『でんぼ (腫れもの)の神様・石切さん』 中野 淑郎(東大阪市) |
今回は、生駒山の中腹に位置する、石切神社をご紹介いたします。 正式名称は、「石切劔箭神社」(いしきりつるぎやじんじゃ)です、名前の由来は 、 どんな強固な岩をも、切り裂き、貫き通す事が出来る剣と、箭(矢)を御神体として、 如何なる病をも、天照大神より授かった「十種の神宝」(とぐさのかんだから)による マジナイの神法(加持、祈祷)で、多くの人々を救って来ました。 由緒については、約700年前、足利時代末の、兵火にかかり社殿、宝物庫の全てが 焼失したため、定かでは有りませんが、神武天皇紀元2年(紀元前658年)を起源 として、「饒速日尊」(ニギハヤノミコト)と「可美真手命」(ウマシマジノミコト)の 御2柱をお祀りしている。 古代、物部氏一族の穂積臣が「饒速日尊」をお祀りする事となり、爾来穂積家の子孫 木積家が神職として現在に至るまで、石切神社にお仕えをしています。 特に、腫れもの、病平癒の祈願には、全国より参拝者は引きも切らず、社殿の前の お百度詣りは有名で、早朝より一心不乱に、諸々の病気治癒の祈願をされるの人々で 溢れています。 祭礼は、月例祭22日(御湯神楽奉納)10月21、22日は秋季大祭で、24、 25日には「ふとん太鼓」の巡行があります。 7、17、27日は穂積地蔵尊ご縁日では、近隣の人々で賑わい、「9」の付く日は 「苦」につながると言われ、加持、ご祈祷はありません。 近鉄石切駅から、参道を下ると商店街が連なり、特に占いの店や、食料品、漢方薬の 店が多く、レトロな佇まいで、タイムトリップした独特の雰囲気があり、是非一度、 ご参拝方々、フラリと参道のお店を覗いて見ては、如何ですか! |
![]() 石切神社への玄関口近鉄東大阪線新石切駅 |
![]() 石切神社参道の鳥居 |
![]() 絵馬殿 |
![]() 本堂前の三之鳥居 |
![]() 本殿 |
![]() 境内にある五社明神社 |
![]() 石切大仏 |
![]() 石切商店街案内図 |
![]() 秋季大祭・芝太鼓巡行 |
![]() 商店街を巡行する芝太鼓 |
![]() 秋季大祭・芝太鼓宮入 |
![]() 秋季大祭・芝太鼓宮入 |
![]() 石切商店街風景 |
![]() 石切商店街風景 |