平成29年4月度 六甲・神戸市立森林植物園 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 交野からJR・阪神電車・神戸市営地下鉄を乗り継ぎ9:03に新神戸駅着、新幹線ガード下で待ち合わせの仲間と合流し、9:12先ず布引の滝に向けて出発(左)、雌滝・鼓滝を経て布引渓流(名水百選)沿いの遊歩道を登り落差43mの雄滝と夫婦滝に9:29着(右)。布引の滝はこれら4つの滝の総称で、日本の滝百選、日本三大神滝(滝勝寺の行場)に選ばれる景勝地です。
 暫し滝を眺めた後、布引貯水池に向け出発。途中の展望台ではトイレ休憩を兼ね市街の展望を5分程楽しみ、五本松堰堤脇を登り神戸市民の水瓶である布引貯水池に9:53着(左上)。水面に映る美しい山や空を眺めながらハイキング道を登り六甲全山縦走路との合流点で多くの登山者で賑わう茶屋街?の市ヶ原に10:19着(左下)青空の下、桜や新緑に彩られた山々を眺めながら休憩した(左下)。我々は摩耶山に登る全山縦走路と別れ森林植物園方向に30分程登り、あじさい広場で再び景色を楽しみました(右下)。
 トエンティ・クロス(Twenty cross)と名付けられた由来は登山道が川と20回(多く)交差する事に由る。数年前の台風豪雨の影響で川は荒れ一時通行止めだったが2014年に安全な登山道に整備された。途中には上高地に模したのか河童橋や大正池と名付けられた箇所も有る(左上)。川とクロスする箇所をカウントしながら(右上・左下)森林植物園東門を目指した。
 11:28、一段と幅広いクロス(渡渉)箇所に到着(左)、此処が神戸市立植物園(以下植物園とのみ表記)の東門で、トエンティ・クロスを直進すると徳川道に合流します。植物園東門から野鳥の森と名付けられた道を15分程登り料金所で300円を支払い園内へ。
 入園して先ず、初夏には睡蓮が水緬を彩る長谷池のベンチで昼食を取り(左上)、約2時間ゆっくりと園内を、花を観賞し写真撮影を楽しみました。長谷池周辺ではアセビや珍しい名前のハナノキ・レンギョウ・ヒュウガミズキ・トサミズキ等を観賞、花が黄緑色のヒカゲツツジ(表紙左下)咲く遊歩道をつつじ・しゃくなげ園(表紙右下・右上・左下)へ、咲き始めたアズマシャクナゲやミツバツツジ、未だ未だ元気一杯に咲くカタクリの花を楽しみました。正門売店裏手の山野草園では春の妖精と呼ばれる早春の山野草(イカリソウ・ニリンソウ・イチリンソウ・エンレイソウ・ヒトリシズカ・ユキワリソウ・エンコウソウ等々)が所狭しと咲き競っていました。その後はさくら園に行き盛りを競い合う山桜やソメイヨシノ、枝垂桜・コブシ・モクレンなどの競演を楽しみました(表紙の写真・右下)。
 下山は山田道を神戸電鉄谷上駅に下る計画でしたが、14:20発の三宮行きの神戸市バス発車時刻とタイミングが合い、安全?な道を選びバスで三宮まで車窓から桜の花を眺めながら下りました。
 三宮では慰労反省会会場に少し遠回りして移動し乾杯。好天に恵まれ、花に恵まれ、安全に楽しめた例会を締め括りました。

神戸市立森林植物園で出会った春の木花や山野草のほんの一部、そしてカモシカを写真で紹介します。
 高知の蛇紋岩地に多く野生する、トサミズキ(土佐水木)  薄い黄緑色の花が珍しい、ヒカゲツツジ(日陰躑躅)
さくら園で見かけた有毒植物の一つ、ノウルシ(野漆)  園内で飼育されている特別天然記念物のニホンカモシカ
 春の妖精の代表格、カタクリ(片栗)  錨に似た花のイカリソウ(碇草)、白花も沢山開花
 一本の茎に一輪の花をつけるイチリンソウ(一輪草)  一本の茎に二輪ずつ花茎が伸びるニリンソウ(二輪草)
 静御前に因んだ名のヒトリシズカ(一人静)、別名「吉野御前」  大きな白花が上向きに、オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)

六甲・神戸市立森林植物園コースMap
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