平成28年10月度 岩湧山 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 河内長野駅前9:04発の滝畑ダム行きバス乗場は長蛇の列、殆どが岩湧山に向う登山者で大人気山である事が窺われる。我々はその最後尾近くに並び、満員の定刻バスと臨時バスを見送り3台目のバスを待つ。定刻より約15分遅れで河内長野駅前を出発。直通臨時バスなので先発バスに大きく遅れる事無く到着し滝沿いの道を登山口に向い、登山者で混雑する駐車場で登山準備を済ませ、10:12に登山を開始(左)。列を成して登る幾つかのパーティを追い抜き、時々休憩を取りながら山頂を目指しました。
 11:37、山頂直下に広がるカヤ(ススキ)の草原の裾に到着し(左上)、雄大な「キトラ」と呼ばれる草原風景や後方の淡路島まで広がる大阪湾眺望を楽しみ写真撮影をしながら頂上を目指し、11:50頃に全員登頂しました。山頂付近は珍しいハバヤマボクチがカヤに混じって咲き(右上)、足元にはアキノキリンソウやリンドウ、センブリの花が可愛く咲いていました。
 山頂広場は多くの登山者で賑わっておりました。肌寒い風を避けるために密生するカヤの近くに腰を下ろし食事を楽しみ、デザートに仲間手作りの干し柿を頂きました(左下)。曇り空でしたが結構眺望が開け、カヤの草原越しには和泉山地や金剛山地の山々(右下)や、大阪平野・大阪湾のパノラマ眺望を楽しんだ後、12:22、新しい仲間も一緒に下山を開始しました。
 下山はダイヤモンドトレールを登りとは逆の紀見峠方向に少し下り、途中分岐を左にとり「急坂の道」を岩湧の森に下り、13:10に老杉林に囲まれ佇む岩湧寺に到着。修験道の祖、役小角開基で多宝塔(右)は本尊と共に国重文に指定された古刹です。
 岩湧寺拝観後に岩湧の森の自然情報が展示された休憩所の四季彩館に立ち寄り13:23に出発。苔生す滑り易い石畳の「いにしえの道」を「行者の滝」(左)や「雨乞い地蔵」に立ち寄り「長寿水」(右)を頂きながら下り自動車道に合流、バス停へと急ぎました。
 案内によると四季彩館から最も近いバス停「神納」までは約4.8km、徒歩80分。「神納」14:20発に乗車は困難なのでその先の「南青葉台口」まで下る予定でしたが、約50分で「神納」に到着し14:20発に乗車、下りに強い山歩会と改めて感服しました。
 15:00前に河内長野駅に帰着。駅前の中華居酒屋で餃子を肴に軽く喉を潤しました。皆さん有難う御座いました。
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