平成28年6月度 生駒山 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 JRおおさか東線、近鉄奈良線を乗り継ぎ近鉄生駒線元山上口駅に9:06着。券売機前の広場をお借りし、ストレッチ体操等の登山準備を済ませ9:20頃に出発(左)。住宅地を抜け川沿いの道を生駒山口神社・首無し地蔵を経て民家脇道を千光寺へ(右)。
 長閑な田園風景が眼下に広がり、ホタルブクロの花が咲き筍が背を伸ばす農道を登る(左)。鳴川沿いを暫く登ると、磨崖仏の安住の地に相応しい清滝渓谷石仏群に出会う。苔生す巨岩に八尺地蔵が線彫りされた行場を石仏群が取り囲み、霊気を感じる(右)。
 鳴川峠への道から分岐した参道を登る。途中の辻堂には赤い前掛けの高さ2m位の大きな「ゆるぎ地蔵」が構えている(左)。何でもこの地蔵を信じれば病が“ゆるぐ”のだそうだ。地蔵さんを信じ、急な参道を登り千光寺の真新しい山門を10:16、潜りました(右)。
 千光寺は役行者(小角)が若い頃(飛鳥時代・大化の改新)に修行したと言われる場所にある寺で、鳴川渓谷の上流にある行場を駆け巡り、滝に打たれ修行をした。その激しい修行振りを案じた白専女(小角の母)は鳴川に登り共に修行したことから、此処が後に開山された大峰山上に対して“元山上”と呼ばれ女性専科の修行道場となった。参加者全員で本堂から奥の院を拝観しました。
 静まり返った境内を一巡りした後、参道を少し下り鳴川の渓流沿いの役行者ゆかりの巡礼道を鳴川峠を目指します(左)。古道らしく所々に残る石畳道を登り生駒縦走路と合流点で小休止の後、縦走道を進み「なるかわ園地休憩所」で昼食を取りました(右)。
 12:35、大阪と奈良を結ぶ石畳の国道308号(日本の道百選)が通る暗峠に到着(左)。峠の茶店で小休止の後、慈光寺を経て、13:15頃に「ぬかた園地」に到着(右)。一帯のあじさい園は紫陽花の開花盛期で“あじさい祭り”が開催されていました。
 「ぬかた園地・あじさい園」は延長1,500mのあじさいプロムナード沿いに30数品種2万5千株以上の紫陽花が咲き誇る、関西地区最大級の規模を誇ります。約1時間かけてプロムナードを巡り、様々に咲く紫陽花を観賞し写真撮影を楽しみました。
 下山は募集案内の枚岡公園方面コースから石切方面に変更、「ぬかた園地」から「くさか園地」方向に進み、途中辻子谷道分岐から石畳が残る辻子谷ハイキングコース(左上)を、途中で興法寺(右上)や、昔は薬草を挽く水車が建ち並んだ光景を保存する辻子谷水車郷(左下)を薬草の匂いを嗅ぎながら下り、石切神社門前の商店街を抜け(右下)、神社前バス停に16時前に着きました。
 今回は入浴は無しで此処から四条畷行きのバスに乗車、四条畷で軽く打ち上げ反省会を行い例会をお開きとしました。

生駒山(元山上口から石切)コースMap
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