平成27年4月度 宇治川花見ウォーク 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 今回は出発地の京阪宇治駅に直接集合で案内。一足早く宇治に来て平等院周辺を散策したメンバーを含めて全員が9時に集合。生憎の降雨に雨支度を済ませ、9時8分に出発。宇治川川面には増水と関係有るのか、多くの燕が飛び交っていました。
 京滋バイパス下を9:25に通過(左)。出発して最初に目に入る花見ポイントは陸上自衛隊宇治駐屯所の桜です。、雨降る中、グランドでは隊員訓練が行われていました。隊員の皆様にご苦労様と感謝しながら、花を愛でました(右)。
 隠元橋を過ぎ、堤防上の遊歩道を桃山に向い歩きます。所々に桜ビューポイントがあり、目を楽しませてくれました。
 山科川との合流点には川を渡る橋がありません。桃山与五郎町の住宅街を歩き山科川に架かる中野橋を渡り宇治川へ戻る(左)。観月橋手前の歴史的木造旅館「月見館」の岸辺には、三十石船が係留されています(当日は見あたらず!)。
 近鉄京都線をくぐり(左)、少し行くと伏見みなと公園の桜がお出迎え、10:53に公園に着きました。正面の三栖閘門は大阪と京都の経済・文化を結ぶ淀川舟運の要所として活躍、完成した昭和初期には年間2万隻以上の貨物船が通航したそうです。
 三栖閘門:水位の異なる伏見港(濠川)と宇治川の水位を調整し、両川の舟運を可能にするための施設。昭和4年に完成。
 三栖閘門から濠川沿いの桜の遊歩道を、残り花や濠川を行き交う観光十石舟を眺めながら伏見の町に向かいます。遊歩道や川面には散った桜の花びらが敷き詰められ風情がありました。「散りてまた 心和ます 桜花」と一句、お粗末でした!
 伏見の町巡りでは、伏見口の戦い激戦地・坂本龍馬ゆかりの「寺田屋」(左上)・龍馬通り・中庭に黄色い桜が咲く黄桜記念館(左下)・酒蔵見学の月桂冠大倉記念館(右下)等を散策し、そして大切なお酒も調達しリックに納めました。
 丁度お昼時、「鳥せい」から漂う焼鳥の香りから逃れるように再び濠川沿いに戻り、新芽吹く柳、風情ある酒蔵、濠川に浮かぶ十石舟や三十石船、全てが絵になる風景を楽しみながら、12:10頃に枝垂桜が満開の小さな公園で昼食を頂きました。
 寺田屋事件で傷を負った龍馬が傷を癒すため、ここ寺田浜から三十石船に乗りお龍と共に九州霧島に旅立ったそうです(説明文より)。公園の一隅にはそれを記念して、平成23年に建てられた「龍馬とお龍 愛の旅路」の像があります。
 12:34、公園を出発。三栖閘門を後にして(左上)再び宇治川堤防を目的地八幡に向かい、京大防災研究所の桜を見遣り(右上)、堤防道と河川敷道の上り下りを繰り返し(左下)ながら歩き、13:27過ぎに淀の京都競馬場に着きました(右下)。
 13:39、大阪湾河口から40kmの標石前で記念撮影(左)。
 堤防にはポイント毎に河口からの距離が示され、カウントダウンをしながら歩きました。前方には八幡男山が望めます。
 淀大橋を過ぎ京阪電車の赤鉄橋が見えるとゴールも近い。
 川幅や堤防の規模は宇治界隈と比べ随分大きく成りました。堤防の菜の花畑も満開の絨毯、綺麗でした。
 14:22、八幡背割堤に到着(左上)。桜の見頃に雨風の強い悪天が続いたために今年は花の散り初めが早く、背割堤の桜も花見の盛期を過ぎていました。然しまだ見頃の株も多く、堤上の桜トンネル道や河川敷から、見事な景観を満喫しました。
 背割堤は木津川・宇治川合流点の長さ1kmを越える大きな堤で、植えられた桜は大木となり、花期には見事な景観を醸し多くの花見客で賑わいます。当日は肌寒く花見客も疎ら、ゆっくり花を愛で伏見で調達したお酒で花見小宴を楽しみました。
 御幸橋上から背割堤を望む。今日初めて薄日が射し、短時間でしたが花の色も艶やかに映えました。
 御幸橋から望む、色鮮やかな木津川の菜の花と背割堤の桜並木。ポンポン山が背景を成しています。
 背割堤の桜並木を背景に花絨毯の河川敷遊歩道で記念撮影。
 15:10頃に花見を切り上げ、木津川に架かる橋からの景色を楽しみながら、京阪八幡市駅に向かいました。
 駅前の居酒屋で楽しく懇親会、暖かい食べ物やお酒で冷えた体を温め、約19kmの長距離ウォーク完歩を称えあいました。
 次は、枚方から大阪城までの花見ウォークを楽しみましょう。
宇治川ウォークMap 京阪宇治駅ら京阪八幡市駅
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