平成27年1月度 愛宕山 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 三条駅前8:10発の京都バスに乗車、太秦映画村や阪急嵐山駅に寄り道して約1時間後に登山口の清滝駅に到着。二の鳥居横の空地で登山準備を済ませ、9:37に登山開始、ケーブル廃線跡を経由して表参道に合流し目的地の愛宕神社を目指します。
 年始早々の寒波で積もった雪が、多くの登山者(参詣者)に踏み固められアイスバーン状態に。滑って転びそうに成るのを堪えながら、倒木を潜り、壷割り坂の急な階段を登ります。途中から五合目辺りまでは逆に雪は溶けて泥濘状態の道を登りました。
 五合目の大杉大神(左上)を過ぎる頃から泥濘んでた足元の雪も本来の姿に、三合目東屋から水尾の別れ小屋(右下)まで休憩無しに一気に登り、此処でアイゼンを装着しました。今日は寒さも和らぎ風も無く装着作業はスムースに出来ました。
 滑り止めの効果は抜群、聳える大きな杉林の中の参道を雪を踏み締めながら快適に足を運びガンバリ坂(右上)を登り黒門(右下)を潜ります。黒門は愛宕山が神仏習合時代に存在した白雲寺の京口惣門で、此処から境内です。道標は39/40丁。
 黒門を抜けると直ぐに愛宕神社社務所前の広い境内に到着(12時頃)。境内の樹木や石灯籠の雪化粧した姿はカメラの良い被写体です。それぞれにアングルを定め暫しの時間、写真撮影を楽しみました。皆さん満足する写真が撮れましたか?
 表参道は鳥居本の一の鳥居から愛宕神社まで50丁(約5.5km)、二の鳥居から40丁(約4.5km)で参道(登山道)には其の両者の標識が有ります。前者は昔から立つ石造の道標、後者は嵯峨消防分団設置の新しい木製道標です。
 社務所前広場で存分に雪景色を楽しみ記念撮影の後、本殿への石段を上りました。石階段の両脇には江戸時代初期に著名な武将達から寄進された由緒ある石灯籠が並び建っています(右上)。神門(左下)を潜り本殿(右下)に上ります。
 12:20、愛宕神社本殿に到着。新年の安全を祈願し、火廼要慎の御札を頂きました。此処で予定を変更して昼食を取りました。  愛宕神社から三角点までは訪れる人も少なく、真新しい真っ白な深雪歩きや頭上からの落雪を楽しみ?ました。
 13:17、標高890mの愛宕山三角点にて(左)。愛宕山頂は本殿神域にあり、三角点は北方約400mの所に有ります。尾根ジープ道や三角点からは比良や鈴鹿の山々、京都市街の眺望が楽しめます。積雪も多く新雪踏みの感触も楽しみました(右)。
 愛宕山三角点と愛宕神社を結ぶ尾根ジープ道はその景色も多様で、雪に飾られた杉林や檜林、雪を載せた落葉樹の枝越しに望む比良や京都北山等、移り変わる冬景色を存分に楽しみながら歩きます。足元の雪もサクサクと気持ち良く奏でてくれました。
 分岐を左折して裏参道を月輪寺方面に進みます(左上)。雪も多く滑らぬ様にアイゼンを確りと雪に食い込ませながら下ります。三角点を出発して約50分、14:11に月輪寺に到着(右下)。手前で休憩したので立ち寄らずに空也滝口に向います。
  途中でアイゼンを外し、14:57に月輪寺参道登山口の空也滝分岐に、踏み固められ滑り易い林道を清滝に急ぎます。
 清滝15:34発のバスで、懇親会会場の三条に向かいました。
 三条大橋近くの居酒屋「こがんこ」で新年懇親会を行いました。
 旬の寒鰤のつくりや炉端焼き等を肴にお酒を酌み交わし、新年の山登り計画等を語り合いながら、楽しく懇親を深めました。
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