平成26年1月度 愛宕山 写真集
 写真提供: 作本秀樹
 
 京阪三条駅前8:17発のバスに乗り約1時間で清滝に到着、登山者の混雑を避け9:15頃登山口に向け出発。  二ノ鳥居横の空地で準備体操など登山準備を済ませ、9:50に登山開始。先ずケーブル廃線跡を登ります。
 今年は表参道を登りました。石や木の登り階段が続く登山道は、正月で鈍った体には堪えます。
  登り始めて約20分、愛宕神社までの行程の約6分の1を登り小休止。体も温まったので、これからの長い登りに備えて服装を整え、リーダーを先頭に石階段登りをスタート。
 表参道登山道は多くの参拝登山者に備えて道幅も広い。然し殆どが階段道で足腰の強靭さが要求されるコースです。
 今日のリーダーは、40分間隔で休憩を取るペース配分、3合目の東屋休憩所は素通りして上を目指します。
 正月明けの今日は登山者が多く何れの休憩所も人が溢れています。5合目休憩所を横目に快調に進みます。  少しなだらかな登山道に変わり一息入れながら歩を進めた所の杉の木根元に「大杉大伸」が祀られています。
 杉の木聳える道を登って行くと、ベンチが設けられ京都市街の眺望が開けた場所に着く。かわらけ投げの跡で以前は此処にも休憩小屋が有ったが背面の山壁が自然災害で崩れ崩壊したそうだ。横たわる大きな木の根がその痕跡を残している。
 例年なら此処でアイゼンを装着し雪道登山に備えるのだが、今年は全く雪も無くその必要も無い。
 水尾の別れ分岐を過ぎ、杉の大木が頭上を覆う参道、ガンバリ坂を登る。登山道頭上を跨ぐ杉の倒木を潜る頃から登山道は踏み固められた滑り易い雪道になり歩き辛くなる。足を取られぬ様に注意しながら黒門を潜り愛宕神社を目指す。
 黒門辺りから老大木にガスがかかり、神社境内の神聖な様相をより一層醸し出してくれました。
 11:56、愛宕神社境内広場に到着。此処まで、1ノ鳥居から50丁、2ノ鳥居から40丁の距離です。  登り始めは寒さは感じなかったが此処では気温も氷点下、トイレ休憩の後、石灯籠の境内を神社に向う。
 愛宕神社本殿への石段は完全氷結状態で、比較的雪の少ない階段両脇を登りました。神門までの石段両脇にはズラリと石灯籠が並び、江戸初期の年号を刻んだ著名な武将が寄贈したものも多くあります。
 12:09、愛宕神社に到着。本殿にお参りし安全と無病息災をお祈りし、古いお札を返し新しい「火廼要慎」のお札を授かりました。ストーブが燃える暖かい休憩所は参拝者で満員、溢れた仲間4人は軒下で暖かいラーメン等で昼食を楽しみました。
 愛宕山最高地点は愛宕神社本殿で標高924m、愛宕山三角点は500m程北に有り標高は少し低く890.5mです。
 昼食後に登頂記念写真を撮り、12:38に下山開始。凍えた石段は大変滑り易く危険で、細心の注意を払いながら下りました。
 恐る恐る凍えていない場所を選び石段を下ります。  ガスで眺望も期待出来ない事から愛宕山三角点には向わず、月輪寺経由の裏参道を下りました。
  裏参道下山口分岐点に「早朝・夜間事故多く月輪時手前にゲートあり。午後5時〜午前9時まで通行止」の看板が架かっています。時刻は12:45なので全く余裕有り、登山道両脇に雪が残る泥濘んだ道を、背後の姦しい声をBGMに月輪寺まで下りました。
 13:19、月輪寺に到着。境内の天然記念物「本石楠花」は花蕾が多くつき期待大、春に訪れて見ては如何でしょう。
 月輪寺お参りと小休止の後、空也の出合(月輪寺登山口)に向い下山、昨年はこの道の途中でアイゼンを外し身軽に成ったのだが今年は全くアイゼンを装着する事無く歩け助かったが物足り無さも感じた。冬山は雪道歩きが魅力の一つですね。
 14:08、空也の出合に下山。登山口には郵便配達員さんに、毎日愛宕神社までを登り降りされると聞き驚嘆。空也滝に行きたいとの希望もあったが今回は道草はせずに清滝バス停へ、14:45頃バス停に着き発車時刻の早い15:05発のJR京都駅行きに乗車、烏丸七条で下車して近くの京都王将で全員揃って紹興酒などを頂きながら、和気藹々と新年懇親会の宴を楽しみました。
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