樟葉の宮跡方面黄昏れウオーク

第135回 くらわん会 2007/8/7

HR
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樟葉駅集合
樟葉駅で短いミーティング
雨が降り出した
樟葉平野山瓦窯群跡
交野天神社
継体天皇樟葉の宮跡の石碑
市民の森でくつろぐ
広々とした池
真っ暗な公園で休む
巨大な蓮の実
解散挨拶

<コース> 京阪樟葉駅 ⇒ 砲台跡 ⇒ 樟葉の宮跡 ⇒ 市民の森

 8月はくらわん会恒例の「たそがれウオーク」。今日は京阪楠葉駅から樟葉の宮方面を歩く。この「たそがれウオーク」という命名は原名誉会長の奥さんの発案だそうで、暑さを避けて夕暮れ時の散歩と我々くらわん会会員の命運を表しているようで、何とも言えない良い雰囲気の名前である。

 102名とたそがれにしては沢山集まってきた人達は、ミーティングも早々に切り上げて、午後5:30に出発。なんだか空模様が怪しくなってきて、一雨きそうな雰囲気になってくる。

 京阪電車沿いの昔の京街道を歩いていき、ちょうど樟葉砲台跡に来る頃、ついに激しい夕立に見舞われる。たそがれウオークはよく夕立にやられるので有名であり、用意のよい人達は早速傘を出し、用意の悪かった人はもうお手上げである。この砲台跡、今はもう野に帰っているが、幕末、幕府が外国の襲来に備えて淀川に向けて立派な砲台を築いた。鳥羽伏見の戦のとき、薩長軍が攻めてきたが大砲の向きが違っていて役に立たなかったという代物である。

 雨も止んできてそろそろたそがれが迫る頃、小さい公園にやって来る。ここには樟葉平野山瓦窯群跡の遺跡がある。四天王寺の瓦を焼いたという登り窯の跡があり、ちょうど枚方と八幡の境界であり、かなり有名な遺跡である。静かな住宅街を回りくねって進むと、黒々とした森が見え、樟葉の宮伝承地跡に入ってくる。
 
 この杜には国の重要文化財の交野天神社が鎮座している。まずはそこにお参りして、いよいよ神社の裏手にある薄暗い杜を進むと、石段の上に小さな社が祀ってあり、これが樟葉の宮跡である。

 今から1500年前、日本書紀によれば、このあたりで継体天皇が即位したという伝承があり、かっては枚方は日本の都であったらしいというロマンに彩られたところである。もう真っ暗になっており、写真もままならないうちに早々とみな引き上げてくる。

 一行はすぐ近くの市民の森に入ってきた。7時の閉門間際にやっと間に合った。広々とした池と花に彩られ涼やかな風が通り、やっとここにきて一息を継いだ。何しろ今日の猛暑、雨が降ってよけいに蒸してきており、休むまもなく歩き通しだったものだから、ここは天国である。鏡伝池という歴史と伝説に彩られた場所である。途中の公園で多数回賞の表彰をし、一行は正面に見える樟葉のシンボル、高層マンションを目指して帰路についた。
(担当:石田、小郷)
京街道
砲台跡
樟葉の宮跡のある杜
宮跡の説明板
市民の森でほっと一息
鏡伝池
樟葉東公園
真っ暗な中でミーティング
タワーマンション

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