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<行程> (ここをクリック) ⇒コース地図 京阪丹波橋駅 ⇒ 御香宮神社 ⇒ 乃木神社 ⇒ 伏見港公園 ⇒ カッパカントリー(黄桜酒造) ⇒ 大倉記念館(大倉酒造)⇒京阪中書島駅 <距離> 約8km <参加者数> 103名 昨夜の天気予報では今冬一番の寒波(上空に-36℃)が襲来とのこと、朝外へ出ると家の前はうっすらと雪景色である。しかし陽射しは明るく、道の凍結はない様子でひと安心する。 集合場所の丹波橋駅前の呉竹文化センター前の広場には、寒気の中を元気な「くらわん会」のメンバーが103名も集まる。例会は佐々山新会長の元気な第一声で始まり、前回に話があった「松愛会」の110番カードの説明があり、希望者に配布、準備した50枚がすぐなくなる。続いて、多数回賞の表彰があり、田宮リーダーからの本日のコース説明と注意事項、次回例会について高濱リーダーからの案内があった。 寒風の中を元気に出発し京阪電車、近鉄電車の踏切をこえて山手へ向かい南へ下ると、最初の目的地、御香宮神社に着いた。この神社は、神功皇后を主祭神とし安産の神様として有名、境内から伏水の七名水の一つ「石井の御香水」が出たことから「御香宮」と名付けられた。名水100選に選ばれた香水を味わいそれぞれお参りを終えたところで次に向かう。本殿正面の伏見城大手門だった表門をでて左へ曲がり、桃山御陵参道の方向へゆく。今回は、桃山御陵へはゆかず、参道入り口を右に折れてすぐの乃木神社へと入る。 乃木神社では、トイレ休憩をかねて境内を散策する。早咲きの紅梅がわれわれを迎えてくれる。乃木神社は明治天皇の大葬に参列された京阪電鉄の役員の方が、参列を終えて帰られてから乃木将軍の殉死をしり、感銘を受け、大正5年に私財を投じて有志と建立されたとのことである。境内には長府にあった乃木家の旧宅や日露戦争当時、旅順で第三軍司令部として使われていた建物が記念館として整備されており、それらを見学してから出発する。 谷間を走るJR・奈良線をまたぐと急坂がありそれを下る。坂は凍結がなくほっとする。道を右に折れて西へすすむ。途中、右手に通称だるま寺が見える。観月橋の手前で京阪宇治線のガードをくぐり、宇治川堤防の右岸に上がる。宇治川には屋形船が寒そうに浮かんでいる。葭原を左にみて観月橋をくぐり、右折して伏見の街中へと入る。街中にはいると宇治川疎水があり、橋の手前を川岸におりて疎水のほとりをすすむ。疎水も今は水も少なく川底の藻が顔を出している。青鷺が一羽えさを探していた。岸辺には、水仙が植わっていてほっとさせてくれる。 天台宗の長建寺は遊女たちの信仰を集め「中書島の弁天さん」として親しまれ栄えていた。門や塀が朱塗りであるのはその名残りでもある。その前で川岸をあがり、伏見港公園へと向かう。中書島駅の西の踏切を渡り伏見港公園で昼食タイムとなった。陽射しはあるが、吹く風は冷たく、めいめい風をよけ陽だまりを選んで食事をとる。 午後は、疎水濠川を渡り右岸を進む、よく整備された公園が続く、京阪、や道路を潜り濠川が分離しているところで橋を渡り寺田屋の前の橋をくぐり、上へあがり、竜馬通りを右折して、カッパカントリー(黄桜)へ入る。 それまで晴れていた空が急にくもり、雪が舞いだした。メンバーが買い物を終えて出る頃は、また青空が顔を出してきた。最後に大倉記念館(月桂冠)前まで歩き、ここで解散する。 解散後、記念館へは約20名ほどの人が入館。今日は、寒気は厳しかったが幸い陽射しに恵まれて全員元気に歩く。次回も多くの元気な顔が集まることを願って帰途についた。 (高橋 保記) |
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京阪丹波橋駅西側にある呉竹文化センター前広場が集合場所 |
担当の田宮リーダーから今日のコース説明 |
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寒風の中を元気に出発し、京阪電車、近鉄電車の踏切をこえて山手へ向かい南へ下る |
安産の神様、御香宮神社に到着 |
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鳥居に御香宮の額がある |
御香宮神社で夫々が祈願を済ませる |
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伏水の七名水の一つ「石井の御香水」は名水100選に選ばれた、その香水を味わう | 桃山御陵参道入り口、今日はここから右に乃木神社を目指す |
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乃木希典将軍は40歳から59歳まで学習院長をされた時代の銅像 |
乃木神社境内には長府時代の住まい、日露戦争時の第三軍司令部、乃木大将の遺墨・遺品館、旧海軍戦没者慰霊の碑などがある |
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境内では、四季折々に樹木の花々が咲く、早咲きの紅梅が出迎えてくれた |
日露戦争時旅順にあった第三軍司令部も記念館として復元されている |
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戦前に作られたが橋桁がない近鉄奈良線の宇治川にかかる鉄橋 |
宇治川派流に下りて静かな川辺を中書島方面へ |
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春になると活躍する十石舟も今は冬眠中 | 水位が落ちた運河に渡り鳥が羽を休める | ||
伏見の中署島にある弁財天を祀る長建寺は、中国風の門で壁は朱塗り、宗派は天台宗 |
天台宗の長建寺は遊女たちの信仰を集め「中書島の弁天さん」として親しまれ栄えている |
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中書島駅の西の踏切を渡り伏見港公園で昼食タイムとなった |
伏見港公園の駐車場脇にある織田信長公の塚石をめぐる |
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公園内には復元された三十石船があり、宇治川派流に沿って遊歩道や憩いの場所がつくられている |
川辺では水仙が満開 |
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すっかり水が落とされている宇治川支流、空気が澄んで空の青さは抜群 |
高瀬川を開削した角倉了以の記念碑、京都・大阪・伏見を水運で結んだ偉業を今に伝える |
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濠川の右岸を行く |
濠川の川辺に作られた灯篭横を進む |
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阪本竜馬の常宿だった寺田屋は降り出した雪にかすむ |
黄桜の懐かしいCM、カッパに関する資料を展示した資料館を見学 |
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二葉姫稲荷神社の小さなお社に参拝 |
酒づくりの歴史と資料館がある |
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水路越しに大倉酒造を望む |
解散後大倉酒造を自由見学、酒蔵から酒づくりの蒸気がもれる |