生活習慣病とは


 (1) 生活習慣病が何故重要か

30歳から75歳の間に病気で死亡する人の4人に3人(73%)は、生活習慣病であるガンと動 脈硬化による心筋梗塞・脳血管障害が原因 
 
(2)生活習慣病とは

食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群
大人の慢性病は、ある日突然病気になるのではなく、若い頃からの日常生活の有り方・良くない習慣を繰り返す中で、 病気の根が広が り、やがてある年令に達すると症状が出ることが多いことに注目。
   
(平成8年より成人病の呼び名に変わって使用)

(3)ガンの死亡率が増加傾向

主な死因別に見た最近20年の死亡率 の年次推移では、ガンが増加傾向で第一位で、心疾患、脳血管疾患がその次であるが、ほぼ横ばいである。肺炎が第四位でやや増加傾向を示している

(4)生活習慣病の種類

食習慣 :肥満、循環器病、高 脂血症高尿酸血症糖尿病(2型)、
     
胃癌、大腸癌、歯周病な ど

運動習慣:肥満、高脂血症、高血圧症、糖尿病(2型)な ど
喫 煙 :肺扁平上皮癌、循環器病、慢性気管支炎、脳血管障害、肺気腫、
     多くの悪性腫瘍など
飲 酒 :アルコール性肝硬変、肝癌、膵炎など
その他 :骨粗しょう症、ストレス疾患など


5) 生活習慣病の発生要因





疾病の発症要因には外部環境要因や遺伝要因もありますが、生活慣習要因即ち食生活、運動、喫煙、飲酒、休養なども大きな要因として考 えられます。


(6)生活習慣を見つめ直そう

早死にの敵 ガン・動脈硬化などの生活習慣病に罹らない為に、次の7つの項目を見直ししましょう。
  1.適正な睡眠時間
 2.喫煙をしない
 
3.適正体重を維持する
 
4.過度の飲酒をしない
 
5.定期的に運動をする
 
6.朝食を毎日食べる
 7.間食をしない




あなたは上の生活習慣で守られてい る項目が、何個ありますか? その数と平均余命の関係は、下のグラフのようになります





望ましい生活習慣を達成するには下記を参考にして下さい。

  1)適正な睡眠時間  ・・・  7〜8時間

  2)喫煙をしない タバコ指数(本数/×年数)が 600以上は要注意
 
 3)適正体重を維持する
  4)過度の飲食をしない ・・・ 1合/2日がベスト
                 
4杯/日まで
  5)定期的に運動をする ・・・ 出来れば週3回以上
  6)朝食を毎日食べる
  7)間食をしない


(7)生活習慣の評価  

生活習慣を自分で評価する、改善するための指標として「生活習慣点数表」が提示されています。
出来るだけ合計の点数が上がるように気を使いながら毎日の生活を
楽しく 愉快に のびのびと 過ごしましょう。
生 活 習 慣 点 数 表
No. 項  目 2 点 1 点 0 点
1 睡眠(時間) 7〜8 4〜7、8以上 4以下
2 喫煙 しない - する
3 適正体重(BMI) 18.5〜25 18.5以下 25以上
4 飲酒 少しまたは少なめ たまに超 4合以上
5 定期的な運動 週3回 週1〜2回 習慣なし
6 朝食 毎日 時に無し 無し
7 間食 しない たまに ほぼ毎日
8 果物・野菜 多く取る 少なめ ほぼ無し
BMI = 体重(kg)/(身長X身長)(u)

BMI は身長と体重のバランスがとれているかどうか評価する指数で、上の計算式で出します。
22 が平均としてバランスが取れている状態となります。
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