夢中人に替ります

五十にして天命を知る

竹嶋 定さん 2班
                                                         

子供の頃から「ひこうき凧」を作り続ける2竹嶋定さんをご紹介します。
「ひこうき凧」はタコ糸一本を凧に直接結びつけるだけで安定させ「しっぽ」 は無し。弱い風にも強風にも合わせて凧を揚げたり下げたりし、地面スレスレに落としたり自分の真上まで揚げたりができる優れものです。


お孫さんと制作中
 
淀川河川敷公園で試験飛行中
 大阪に出て永年忘れていましたが、子供が小学校に上がる頃、正月行事にと
思い「竹ひご」「糸」「障子紙」を使い作り出したのがきっかけでした。
 この復活第一号を万博記念公園広場で子供達と揚げた事で「ひこうき凧」の醍醐味が蘇りました。以降、運気を揚げる「ゲ
ン」を担いで毎年正月には淀川河川敷や万博公園で揚げているとのこと。形も珍しく良く揚がるため見ている人達には大人気で声が掛かります。「よく揚がりますね」「凧が見えないけどどこに揚がっていますか?」の声に優越感が浮かびます。
 時折「懐かしい!」と声をかけてくるのは郷里の愛媛県や松山市出身者。そんな中4年前に「凧揚げ大会出場しませんか」の声が掛かり参加。結果は見事優勝「飛翔優秀賞
金賞」を受賞されました。この凧は小学生のお孫さんとの製作で、喜びも一入だったとのこと。凧作りは「竹ひご」が基本、左右対称になるように曲がるものを探し出すのも楽しみとの事です。今年は高く揚がっても地上から良く分かるよう一回り大きな凧作りに挑戦されています。
 子供心を何時までも持ち続け、前向きな気持ちを忘れていないお姿に少し眩しさを感じます。何時までもお元気で凧作りに挑戦し続けて欲しいものです。


2015年8月掲載
(文責寝屋川便り編集委員)                                      
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優勝のひこうき凧と供に