久野洋一さん(昭和24年生まれ)2班 第42回日展洋画部門で入選された久野洋一さんを紹介します。久野さんは子供のころから絵を描いたり、物を作ったりすることが大好きで、小学校、中学校でも図工や美術が得意だったそうです。 30歳頃、仕事がかなりハードになり、苦手なことを学ぶ趣味から好きな方向を伸ばす趣味に切り替え心を癒したいと思うようになったそうです。この時をきっかけに地域の絵画同好会に入り、写生会や展覧会などの活動を続けてこられました。 この作品は大阪市内のあるカフェを昨年夏に取材して一気に描きあげたとのこと。「日々繰り返される夕刻のカフェは都会の活気を感ずる。和気あいあいとした室内を暖色で表現、あわただしく人々が往来する外の空間を寒色で表現し、引き立てあう色調とした」と作品の狙いを語っておられました。 現在は、いくつもの絵画教室を主宰され毎年展示会も開催されています。現役を離れ絵画にその才能を発揮できる場が今後広がって行く久野さんに目が離せません。 |