夢中人に替ります

自作薄型温水パネルで省エネ活動
金井謙二さん(S15年生) 6班

 金井さんは退職後大学で教鞭をとられ、この10年間学生さんたちと地球温暖化問題とコンピュータ関係を勉強され、温暖化問題に貢献できるものはないかと考え薄型温水パネルの製作をされました。
  2010年3月から10月までの都市ガス消費量が毎月昨年度の4割減になっていました。殆ど台所での消費のようです。少しは温暖化対策に寄与しているようです。とその後の経過を報告いただきました。

パネルの製作に当たりどのような目標を定めたのかなど、下記に金井さんの投稿記事をそのまま引用させていただきます。

一般に、太陽電池や太陽熱温水器は屋根の南側で平均傾斜角30度位の斜面に設置されています。この角度は夏至に最適な角度ですが、冬至にはもっと急勾配な60度位の傾斜が最適になります。深雪地帯以外こんな急勾配の屋根は少ないです。これらを考慮し、昨年の夏休み工作として、太陽エネルギーの熱への変換効率60%にも注目し( 太陽電池の効率は約14% ) 写真に示します様なベランダに手軽に置け、冬季に最適角度に設定しやすい1畳大の薄型温水パネルを作りました。

  

温水槽の内寸は約180×90×4cmで、構造の概要はコンパネ基盤の上に断熱層、防水層を張り、その上に4cm隔て表面黒色塗装した0.5mm厚の金属板等で構成しています。この水量ではお風呂には不足ですので、約同容量の保温タンク(54×40×30cm)との間をお風呂用ポンプと小型太陽電池(30×36cm)で温水を循環させています。

2月でも晴天時には水温が30~40度近くまで昇温することもあり、夏は熱くなり過ぎ水を加えて調整しています。温暖化問題にもささやかながら貢献し、またガス代半減の月もあり家計にも役立っています。

2010年11月掲載

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