石橋整一さん（Ｓ9年生）　3班

　石橋さんが彫刻を始めたのは十六歳のとき、日展会員だった杉村尚先生に師事し彫刻を始められました。
先生は彫刻については、厳しい人で趣味ではなく生涯の仕事と思えと言われ、現在まで続けています。

　杉村先生は、松下電器五十周年の時創業者から制作依頼され、科学・工業の先覚者たち、エジソン像、豊田佐吉、平賀源内、佐久間象山、アンペール、ファラディなどの群像を本社前広場に、そして創業の森の創業者ご夫妻の像を制作されました。この先生から学ぶことは多くあり四年前他界されるまで続きました。制作のモットーは「希望・感謝」で続けています。

　作品を設置してある所は、ＰＨＰ本部玄関ロビー「道」ブロンズ　枚方観音山公園「牛と青年」石像　枚方ラポール３階「海」樹脂　篠山市パナソニック生涯学習センター玄関前「初夏の風」ブロンズ　他松心会館、労働会館、パナヒルズ等にあります。

石橋さんと作品

　作品を制作するには、体力、気力が必要だとの事です。今年、出展義務のあるところは、５月長居公園、６月東京国立美術館、７月天王寺美術館、８月守口市公募展、９月枚方市、大阪市靭公園、等に向かって多くの製作を続けるバイタリティーあふれる石橋さんです。

　製作は週に３〜４日ですが他に環境問題、守口市展の運営、審査、自治会の理事長、教室の世話など、沢山の社会貢献にも尽力され今後も人や社会との繋がりを大切にし活動出来ることに、喜びと感謝の気持ちを持って続けていきたいと意欲的に活動されています。

2009年9月掲載