スピーカ工作を続けて |
後藤茂さん(S26年生まれ)2班 |
アナログオーディアが、表舞台を去りずいぶん経ちますが、後藤さんは30年ほど前からフルレンジスピーカ(FRSP)にこだわり自作を続けています。 アナログオーディオの世界は、幅が広く奥深い分野です。音質を左右する機器のウエイトレシオは、アンプ/スピーカ/部屋の構造やセッティング/=1/10/100と言われており、このFRSPは、ピンポイントの音源であり、定位がよく原音再生に適しているとも言われています。エンクロージャを工夫することで広帯域、高性能のSPシステムを作ることが可能です。ダイヤトーンP610MBを60Lダブルバスレフ(DB)に、フォステクス208Superを120Lバックロードフォーン(BL)に入れています。寝屋川では、このシステムをアナログプレーヤー+自作RISS+10W真空管アンプでブルーノートを聴いています。 |
外側208 内側610 |
初めて作ったのは、JBLのD130を模したBLエンクロージャで100Lの大きさでした。当時D130は高根の花、日本橋で朝日電気の30pFRSPで我慢をしたそうです。このエンクロージャのホーン部の円弧を作り出すのに苦労されたとなつかしんでいました。 |
外側が疑似D130BL |
岐阜では、このシステムでビートルズを聴いています。エンクロージャーに使う木材は固くて重い材料が最適。建築現場を回り大工さんから材料を分けてもらい音質追求とコストを検討、設計、製作してきました。 |
コーラルFLAT8 |
現在の目標は二つ。一つ目はJBLD130を入手、リニューアルすること。二つ目は当時入手できなかったコーラルFLAT8を最近ネットで落札できたので90LのDBを製作することです。とまだまだ作り続けていくと語っています。 2011年1月掲載 |
後藤さんはスピーカ工作のみにとどまらず、オーディオの修理再生にも取り組んでいます。専門家ではなく独力で回路図を作成し、自己流で再生を成し遂げています。その内容を掲載していきます。下記の案内からご覧ください。 |
オーディオ修理(カセットデッキK659) |
オーディオ修理(カセットデッキV5000) |
オーディオ修理(ブラウン菅テレビTH260FR) |
オーディオ修理パート2(コンサイスコンポSE01) |
2013年3月掲載 |